約 3,279,189 件
https://w.atwiki.jp/adventurersguild/pages/185.html
ニンジャ=クエスト 概要 東国人街サンチョーム区で、ニンジャと呼ばれる無慈悲な暗殺集団が跋扈しているという。 サンチョーム自治会代表・オヤブン=ジャームズ氏の依頼は、このニンジャを撃退することであった。 依頼を受けた六名のギルド員は、奥ゆかしく裏通りや路地裏の警戒にあたっていた。 が、そこに無力な市民の叫び声が響き渡る。 ニンジャたちは冒険者たちを嘲笑うかの如く、大通りにて狼藉を行ったのだ。 駆け付けたギルド員の前に現れたのは、黒衣に身を包んだ五人のニンジャ。 彼らはそれぞれ、アカニンジャ、アオニンジャ、キイロニンジャ、ミドリニンジャ、モモニンジャを名乗った。 ミドリニンジャを除く四人のニンジャは、ギルド員たちに一対一での一騎打ちを申し込む。 一方その頃、酒場で待機していたギルド員一名が、クロニンジャを名乗る謎のニンジャから襲撃を受けていた。 熾烈な戦いの果てにニンジャ達を撃退したギルド員たち。 しかし、キイロニンジャを名乗るニンジャのみ、奇怪な術を用いてその場から逃走。 再戦を予告して不気味に笑ったキイロニンジャはギルド員たちに大きな不安を残したが―― ともあれ、大きな被害もなく、サンチョーム区の平和は保たれたのであった。 +詳細 430 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2015/02/07(土) 13 22 48.95 0.net 冒険者さん!クエストですよ、クエスト! 依頼:謎の覆面暗殺集団「ニンジャ」撃退 報酬:一人20000G 依頼者:サンチョーム自治会 詳細:5人組で行動し、夜な夜な罪もない人々への非道な行為を繰り返す ならず者ども。 分かっているのは「ニンジャ」と呼ばれる集団であると言う事、 東国出身の住民が彼らを見るとほぼ必ず恐慌状態に陥ると言う事。 警備隊では彼らの身体能力にはついていけない。 君達の力が必要だ、どうか頼む。 434 名前:カゲミツ ◆1iCdvHKAGE [sage] 投稿日:2015/02/07(土) 16 53 30.43 0.net 430 忍……? 莫迦な、仕える主もおるまいに。 装束を纏って忍を騙り、これ見よがしの非道三昧とは。 ……義憤などとは言わぬ。 言わぬが、ただただ胸の内が不快になる。 東国に生まれた者として、そして連れの名誉がため――。 ひとつこの依頼、受けるとしようぞ。 437 名前:シェリス ◆IgHuSMr.NyMd [sage] 投稿日:2015/02/08(日) 23 05 25.03 0.net 430 あんさつしゅーだん……おっかない依頼っすね! こーいう悪たれ共をこらしめるのも私達の仕事ってことっすか。 ん、んー……ちょっと心配っすけど、報酬が20000……カゲミツさんも受けるっすか。 ニンジャーを倒せるのはサムラーイしかいないっすからね!カゲミツさんがいたら大丈夫な気がするっす。 よし!私も受けるっすよー!! 439 名前:アルフレッド ◆V4cb2YEFUw [sage] 投稿日:2015/02/09(月) 16 11 26.20 0.net 430 ニンジャ…?とにかく、被害が出ている以上は早く止めなければなりませんね。 受けましょう。 444 名前:ノア ◆rfGpy31mmY [sage] 投稿日:2015/02/10(火) 18 05 00.22 0.net 430 ニンジャ…。サクヤちゃんも、確かその訓練したって言ってたっけ。 ……でも、こいつらは違うね。 あちしの憧れの島国をイメージダウンさせるなんて…。 絶対に許さない、顔も見たくない。 …見えないだろうけど。 おやじさん、このクエストあちしも受けたよ。 みんな、サポートはバリバリ任せて。 447 名前:グラスト ◆HuWQso2Y92 [sage] 投稿日:2015/02/10(火) 22 34 03.35 0.net 430 ニンジャ (依頼の内容が酒場に響き渡るとあちらこちらから) >汚いなさすが忍者きたない… >アイエエ!? な、なんか酒場が騒がしいよ!? ニンジャ…なんだか知らないけれど見過ごせないよ! 僕が絶対捕まえてみせるよ! 451 名前:ラピスリーディア ◆B89/DN89Ys [sage] 投稿日:2015/02/11(水) 06 00 16.47 0.net 430 ....ニンジャ、ですか。何度かアサシンに襲われた事はございますが、よもやこの地にて東方の忍と出会う事になろうとは....。 しかし妙な話でございますね....何故にこの様な遠方の地にニンジャが....? 確か....サクヤ様もニンジャ、でございましたか? ....私で何か皆様のお役に立てるのであれば....是非お連れ下さい。 453 名前:ニンジャ=クエスト[sage] 投稿日:2015/02/11(水) 19 39 49.04 0.net 434 437 439 444 447 451 君達は力強く勇敢にエントリーした! 残る冒険者を待ちたいが、残念な事にあまり時間はない。 2日後にはクエストを始めさせてもらう。 462 名前:ベルナデット ◆ShGIdbO7tY [sage] 投稿日:2015/02/14(土) 01 28 19.51 0.net 430 "ニンジャ"、だと? 胡散臭い話だが…目撃した者の反応を見ると、あながち嘘でもなさそうだ。 影に忍ぶ者と呼ばれるニンジャの妙技 興味を惹かれるが、既に面子は揃ってしまったようだな。 万が一皆が出払っている間に依頼が来ることもある、俺はここで待っているとしよう。 土産話を楽しみにしている。 465 名前:ニンジャ=クエスト[sage] 投稿日:2015/02/14(土) 04 11 52.16 0.net 434 437 439 444 447 451 冬の夜の凍える空気が容赦なく吹きつける中、街の外れにある粗末な小屋に 6つの影が集まっていた。 正確には6つと、2つ。 一方は言うまでもなく、今回の依頼を受けた冒険者達。 身長も服装も性別もバラバラだが、彼らは皆全身から尋常ではない力強さを感じさせている。 そして彼らを出迎えているのが、依頼主であるサンチョーム自治会の役員だった。 「――という訳だ。奴らはきっと今夜もやってくる。どうか君達の力を貸してほしい」 事態を説明した自治会代表・オヤブン=ジャームズが、一人一人の手をガッチリと握る。それを見た後ろのサブ=オヤブンも真っ直ぐに頭を下げた。 冒険者達は頷き、素早く小屋を出てゆく。落ち着いて会話している時間などないのだ。 「時間はゴールドなり」と、コトワザにも詠まれている。 466 名前:ニンジャ=クエスト[sage] 投稿日:2015/02/14(土) 04 15 01.94 0.net 彼らが慎重に裏通りや脇道を警戒し、安全を確かめながらパトロールしていた時。 「アイエエエエ!?」恐怖に満ちた叫びが、夜の闇を引き裂いて響き渡った! ナムサン!まさか堂々と大通りに現れるとは! 冒険者達は油断していた己のウカツを呪いながら、全身全霊で大通りへと走り出す! 「ナンデ!?ニンジャナンデ!?」「コワイ!」大通りを歩いていた酔っ払いの東洋人達は、突如現れたニンジャ達を見てショックを引き起こし失神して倒れた。 それに侮蔑的な視線を送ったニンジャ達が今まさにカタナを振り下ろそうとしていたが、裏通りから到着した冒険者達に気づいて武器をしまった。 「依頼を受けた冒険者達か。知っているぞ」 メンポの奥の瞳で不敵に笑うと、ニンジャ達は一糸乱れぬ動きで横に並び、それぞれ冒険者達の方へ先手を打ってオジギをする。 「ドーモ、はじめまして、カゲミツ=サン。アカニンジャです」 「ドーモ、はじめまして、シェリス=サン。アオニンジャです」 「ドーモ、はじめまして、アルフレッド=サン。キイロニンジャです」 「ドーモ、はじめまして、ノア=サン。ラピス=サン。ミドリニンジャです」 「ドーモ、はじめまして、グラスト=サン。モモニンジャです」 互いが互いを認識した以上、アイサツは当然の礼儀だ。古事記にもそう書いてある。 そして戦闘向きではない二人を除いては、一対一で向き合うように並んだニンジャ達。 すなわち一騎打ちの申し込みであった。 467 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2015/02/14(土) 17 47 46.19 0.net そして別行動をとっていたクロニンジャがベルナデット=サンにアンブッシュを仕掛けるため酒場に潜む。 ショッギョ・ムッジョ!クロニンジャの投げ放ったスリケンがベルナデット=サンの額に吸い込まれていく! 472 名前:ノア ◆rfGpy31mmY [sage] 投稿日:2015/02/14(土) 19 08 11.19 0.net 465 466 任せて、オヤ…えっと、ジャームズさん。 それじゃ、急いで行ってきます! …んー…怪しい人影は今のトコいない、けど… >「アイエエエエ!?」恐怖に満ちた叫びが、夜の闇を引き裂いて響き渡った! 嘘っ、まさか表の通りに出てくるなんて…!ニンジャって隠れるもんじゃなかったの!? (息を切らせて全力疾走) ――ッ、いた!あれがニンジャ…!ううん、ニンジャもどき! >「ドーモ、はじめまして、ノア=サン。ラピス=サン。ミドリニンジャです」 ……え?いや、あの…えっ…? …ど…どーも…はじめまして、ミドリニンジャ…さん。ノアです。 .oO(な、なんなのこれ…?東の国の風習かなんか? でも、カゲさん戦うときこんなのやってなかったし…。 もしかして、ニンジャ限定のものなのかな…) 477 名前:グラスト ◆HuWQso2Y92 [sage] 投稿日:2015/02/15(日) 23 07 07.87 0.net 465 466 ニンジャ >「アイエエエエ!?」恐怖に満ちた叫びが、夜の闇を引き裂いて響き渡った! !!あっちだ!大通りのほう! 人通りの多い場所に堂々と現れるなんて! >「ドーモ、はじめまして、グラスト=サン。モモニンジャです」 (ニンジャ達は頭を下げ両手を合わせたまま微動だにしない どうやらこちらの挨拶を待っているようだ) え、ええっと、どーもはじめまして!モモニンジャさん。グラストです! って!挨拶なんかしてる場合じゃないよ! 480 名前:カゲミツ ◆1iCdvHKAGE [sage] 投稿日:2015/02/16(月) 21 31 18.30 0.net 465-466 >「――という訳だ。奴らはきっと今夜もやってくる。どうか君達の力を貸してほしい」 承知した。案ずるな、ジャームズ親分殿。 紛い物の化けの皮、必ず剥がしてくれようぞ。 さて。潜むは屋根か、あるいは軒下か…… >「アイエエエエ!?」恐怖に満ちた叫びが、夜の闇を引き裂いて響き渡った! く――忍ばぬ忍とは、いよいよ紛い物めが……! ……そこな忍装束! 夜毎の狼藉千万、今宵が仕舞いぞ! >「ドーモ、はじめまして、カゲミツ=サン。アカニンジャです」 な、何……? ……忍が、戦名乗りの真似事だと? 戯けおって……その上、言うに事欠いて「どうも」とは何事か。 ……だが、形ばかりとはいえ礼は礼。疎かにはできぬ。 ……どうも、アカニンジャさん。カゲミツです。 ……赤? どれもこれも、装束は黒一色ではないか……何が赤忍者か。 482 名前:ベルナデット ◆ShGIdbO7tY [sage] 投稿日:2015/02/17(火) 03 46 49.68 0.net 467 クロニンジャ いつもとは違い、ベルナデットは葡萄酒を湛えたグラスを傾け 舐める様に葡萄酒の味を楽しんでいた。 しかし次の瞬間、ベルナデットの仮面の額に深々と手裏剣が突き刺さり その勢いのまま仰け反って仰向けに酒場の床へと倒れる。 だがベルナデットも倒れ際に手裏剣の飛んできた方向に向かって咄嗟に自分の影から作り出した矢を射放った。 仮面の奥で金色の瞳がクロニンジャを睨み付ける。 484 名前:アルフレッド ◆V4cb2YEFUw [sage] 投稿日:2015/02/17(火) 15 22 59.43 0.net 465-466 >冒険者達は頷き、素早く小屋を出てゆく。落ち着いて会話している時間などないのだ。 (ジャームズさんたち、妙な訛りがあったけどあれが東洋訛りっていうものかな…) >冒険者達は油断していた己のウカツを呪いながら、全身全霊で大通りへと走り出す! まさか大通りに出てくるとは…!よほど腕に自信があるみたいだ! >「ドーモ、はじめまして、アルフレッド=サン。キイロニンジャです」 隠密なのに名乗った!? いや、これが東のマナーなら……! ――我が名はアルフレッド・ターニア・ブロッケンベルク! 自治会の依頼により、あなたたちを成敗します! (一騎打ちならやりようはある!) 487 名前:シェリス ◆IgHuSMr.NyMd [sage] 投稿日:2015/02/17(火) 23 11 25.56 0.net 465 468 「――という訳だ。奴らはきっと今夜もやってくる。どうか君達の力を貸してほしい」 ウッス!極悪非道で畜生外道なニンジャーは捨て置けないっす!そっ首叩き落として晒し首にしてやるでゴザルっす! (気分はすっかりサムライ気分で目に闘志をらんらんと滾らせオヤブンの手を握り返す) オヤブンさん、サブさん、期待してるっす!! 「アイエエエエ!?」恐怖に満ちた叫びが、夜の闇を引き裂いて響き渡った! なんて大胆なー!!大通りで堂々となんて裏の裏をかかれたっす!これが、ニンジャの実力……油断ならない相手っす! と、とにかくいそぐっすよー! (超特急で大通りに飛び出た冒険者一行はニンジャと対面する、それぞれが前に進み出て名乗りを上げる中、シェリスも負けじと声を張り上げた) 遠からんものは音にも聞け!近くば寄って目にも見よ!やーやーワレこそは、冒険者ギルドの剣士、シェリス・ハーヴィなるぞー!! サンチョームが長、親分自衛牟頭殿の命により、悪辣非道のニンジャーを征伐するために参ったー! いざ、尋常に勝負勝負ー!! (腰にぶら下げた大剣を豪快に振り回し脇に構えてアオニンジャーさんに向かい合った) 488 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2015/02/17(火) 23 33 48.86 0.net 482 額からスリケンを生やしイケバナめいたオブジェになり爆発四散するはずだったベルナデットは スリケンをメンポでガードしてこちらへ影のダーツを飛ばしてきた!ゴウランガ! アンブッシュに失敗したからにはアイサツをしなければいけない! アイサツ前のアンブッシュは1度までは認められると古事記にもそう書いている。 「ドーモ ベルナデット=サン。クロニンジャです。ゴートゥー・アノヨ!イヤーッ!」 クロニンジャはアンブッシュ・ジツのタツジンめいたニンジャだからアイサツの後も隙を見せない! ベルナデットの矢を掴み取りカラテの構えをとったクロニンジャがベルナデットにジャンピング・パンチ! 489 名前:ニンジャ=クエスト[sage] 投稿日:2015/02/18(水) 17 14 04.23 0.net 472 477 480 484 487 思い思いのアイサツでオジギに応答する冒険者達。 彼らはニンジャではないが、アイサツを返さないのはスゴイ・シツレイだと知っている。 皆きちんとした奥ゆかしさを持っているのだ。 そして最後にイクサバのごときシェリスのアイサツを聞くと、ニンジャ達が一斉に動き出した! 「イヤーッ!」「イヤーッ!」 アカニンジャ、アオニンジャがカゲミツとシェリスに向かって高速で走り、カタナを突き出す! 「イヤーッ!」 キイロニンジャはアルフレッドへカラテ技のケリ・キックを放つ! 「イヤーッ!」「イヤーッ!」 モモニンジャとミドリニンジャは高く跳び上がると、ノアとラピス、グラストの顔を目掛けてスリケンを投げつける! アイサツが終わってから僅か0.8秒、イナズマめいたスピードの攻撃が冒険者達を襲ったのだ! 492 名前:ラピスリーディア ◆B89/DN89Ys [sage] 投稿日:2015/02/19(木) 04 17 35.20 0.net 465-466 成程....お話は良く分かりました。及ばずながらこの私の力が少しでもお役に立てるのでございましたなら.... コトワザ....で、ございますか? 【興味深い東方の言い回しに深く頷くのでした。】 ....叫び声?....え!? 【闇夜の大通りに奇妙な叫び声が響き渡ります。夜道に出歩いて居た酔っ払いの東方人が俄かに騒ぎだし、各々に恐怖を口にします。 失神して倒れた者を手早く介護し、動ける者に後を任せれば不敵な笑みを浮かべ話し掛けて来る異様な姿の男が目前でお辞儀をするのでした。】 な───!?ええっと....あの、はい、はじめまして....ミドリ、ニンジャさん? あの....手荒な真似は....止めて頂けると....此方としても、有難いのでございますが。 【間の抜けた挨拶には此方もまた間の抜けた挨拶で返すのが流儀、と言わんやそう言うも神経を研ぎ澄ませ身構えると闇夜にシャランと一つ鈴の音が鳴るのでした。】 493 名前:ラピスリーディア ◆B89/DN89Ys [sage] 投稿日:2015/02/19(木) 04 18 13.56 0.net 489 ───やはり....そうなるのですね。 【少しばかり気が乗らぬのか複雑な表情を見せますがそれも僅かばかりの事で、奇声を発し跳躍するニンジャの動きを注意深く観察し、 奇妙な星型の暗器を投げつけられれば文字通り踊る様にして何とかその身を回避に専念させます。】 私、少しばかり回避に自信がございまして.... 鬼さん、此方、手の鳴る方へ。 【唄う様に優しく囁き、それと同時に両手を広げ舞の始まりを示す独特のポーズを取ります。 すると手足に着けられたそれぞれの鈴が魔力を放ち、ラピスの身体を包み込み始めるのでした。】 497 名前:ノア ◆rfGpy31mmY [sage] 投稿日:2015/02/19(木) 18 49 07.92 0.net 489 >「イヤーッ!」 速っ――!? …でも、このくらいならっ…! (避けた瞬間、背後で砲弾のような土煙が上がる) ……な、なんてバカみたいな威力…。人間なの、あのニンジャ…? これ、マトモにやったら絶対勝ち目ないんじゃ…。 (ラピスの踊りに、ミドリニンジャが惹きつけられているのを見て) .oO(しめた!今のうちに…) せーの…イヤーッ! (つられたように甲高い叫び声を出しつつ、ナイフ3本とクナイを投げつける) 500 名前:グラスト ◆HuWQso2Y92 [sage] 投稿日:2015/02/19(木) 23 04 57.04 0.net 489 ニンジャ=クエスト (静寂に包まれたオジギはニンジャ達の奇妙な掛け声によって戦いの場へと姿を変えた) >「イヤーッ!」「イヤーッ!」 >モモニンジャとミドリニンジャは高く跳び上がると、ノアとラピス、グラストの顔を目掛けてスリケンを投げつける! は、早い!避けなきゃだよ!! (ナムサン!しかしグラストはブリッジの体勢でスリケンをかわした!ワザマエ!! ……とはならず、その優れた脚力で瞬時に射線上から身を投げ出した) っっはぁ!あ、危なかったよ!でもこっちの番だよ! (指に三本の矢を番え放つ、練習中の大技をモモニンジャ目掛け放った) 503 名前:カゲミツ ◆1iCdvHKAGE [sage] 投稿日:2015/02/21(土) 02 46 27.36 0.net 489 >アカニンジャ、アオニンジャがカゲミツとシェリスに向かって高速で走り、カタナを突き出す! ぬ、ぅ――! 稲光もかくやという勢いで繰り出される白刃。 成程、伊達や酔狂で忍装束を纏っておるわけではないか。 ……だが此方とて、疾風を相手に日々の修練を積んでおるのだ。 ただ速いだけの平突きなぞ――。 ――せいッ! 鐺で切っ先を跳ね上げ、抜き打ちに脚へと斬り下ろす。 奪うは先ず足より……忍退治の定石よ。 507 名前:アルフレッド ◆V4cb2YEFUw [sage] 投稿日:2015/02/21(土) 21 01 08.53 0.net 489 >キイロニンジャはアルフレッドへカラテ技のケリ・キックを放つ! ――見切ったっ! (放たれる高速の蹴りを一瞬篭手で受け止め、しかしすぐに逸らす) (篭手を嵌めた手に強烈なしびれを感じながら、もう片方の手で大剣を振り上げる) ただの蹴りでここまで、とは… 体術の達人というのは嘘ではなさそうですね! (がら空きになった胴に大剣を思い切り振り下ろし、一発で勝負を決めんとした) 509 名前:ベルナデット ◆ShGIdbO7tY [sage] 投稿日:2015/02/22(日) 03 55 43.22 0.net 488 クロニンジャ 仮面の額に突き刺さった手裏剣を引き抜きながらゆらりと立ち上がると 黒装束のニンジャは直立不動の姿勢をとり、綺麗な45度の角度でお辞儀をしてくる。 「――…!? べ、ベルナデットだ」 あまりにも急な挨拶にたじろぎながらも名乗り返そうとするベルナデットだったが クロニンジャと名乗ったニンジャはベルナデットが名乗った瞬間いきり立って飛び掛って来た。 ――迂闊だった。そもそも相手は奇襲をかけるような者なのだ。 クロニンジャに強かに殴りつけられる寸前にベルナデットは大きく後ろに飛び退き、自身の得物を抜き放とうとする。 しかし、酒場の中を見回してみると椅子やテーブルなどの障害物や何より他の酔客達が所狭しとひしめいている。 ベルナデットの得物は両刃剣、柄の両端にそれぞれ刃を持つこの武器は狭い屋内で使えば物に動きを妨げられ、ともすれば自分自身を斬ってしまう可能性すらあった。 「チッ…!ここでは分が悪い!!」 ベルナデットは小さく舌打ちすると、身体を翻して酒場から飛び出す。 512 名前:ニンジャ=クエスト[sage] 投稿日:2015/02/22(日) 23 32 18.85 0.net 493 497 500 503 507 高速で飛来するスリケンをダンスめいた動きで回避したラピスは、そのまま神秘的 ブトー・ジツでミドリニンジャを幻惑! 「イヤーッ!」まさにマナイタ上の魚!同じくスリケンを回避していたノアが、 ナイフとクナイ・ダガーをミドリニンジャへ放つ! 「ハッ!」一瞬早く目覚めたミドリニンジャはブレーサーでナイフを叩き落したが、 まさかニンジャではない相手が投げてくるとは思わなかったクナイ・ダガーへは反応が遅れてしまう。 結果、脇腹を突き刺されたミドリニンジャは半回転して倒れた! グラストはモモニンジャのスリケンに戸惑いながらも渾身のサイドジャンプ! そして回避直後、3本の矢を放ってモモニンジャへ反撃! なんと三連続の発射ではなく、一度に三発の矢を発射したのだ!ワザマエ! 追撃しようと迫っていたモモニンジャは避け切れず、足を撃ち抜かれてダウン! 「セイッ!」イナズマめいた突きを弾き返すタツマキめいたカゲミツのサヤ・ハジキに、 アカニンジャの足が滑る。そこへカゲミツがさらに追撃! 防御も回避も間に合わない、イアイドーの奥義!縦にカタナを振り下ろすムーン・シャドウの 変形技で脚を斬られ、アカニンジャが宙を舞う! 513 名前:ニンジャ=クエスト[sage] 投稿日:2015/02/22(日) 23 34 03.31 0.net シェリスはあえて回避せず、アオニンジャの突きへ分厚いソードを思い切り叩きつける! 「ヌゥーッ!」火花を散らしながら力で押し切ろうとしてくるアオニンジャ。 だが、彼は完全に相手を間違えていた。ここまで大きい武器を持っているソードマンなら ニンジャより力が強いのは普通であり、実際シェリスは強い。逆に押し返されるアオニンジャ。 カタナを弾き飛ばされ、そのままソードの一撃を食らって吹き飛ばされた! 一般人なら一撃で爆発四散してしまう、キイロニンジャの強烈なカラテ技。 しかしそのケリ・キックは、アルフレッドのミキリによってガントレットで弾かれる! ワザマエ!ダメージを受け流すサークルガード! 体勢を崩したキイロニンジャへ、アルフレッドのソードが叩きつけられる! 「グワーッ!」「ンアーッ!」「グワーッ!」「グワーッ!」「グワーッ!」ダメージを受けたニンジャ達が、それぞれ地面を転がってゆく。 ただの冒険者と相手を侮った結果、手痛いカウンターのエジキとなったのだ。 ミヤモト・マサシであれば、「調子に乗った奴から負ける」とコトワザを詠んだ事だろう。 だが、これで終わるような弱弱しいニンジャ達ではない。 ただならぬアトモスフィアを漂わせ、それぞれがゆっくりと立ち上がった。 514 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2015/02/23(月) 02 51 40.01 0.net 509 ブッダシット!ベルナデットにツインブレードを抜かせないため酒場でアンブッシュをかけたのに! しかしベルナデットは大きな間違いを犯した!コウボウ・エラーズ! ニンジャに背中を向けるということは自殺行為!すなわちフィッシュ・オンザ・マナイタ! 「ベルナデット=サン敗れたり!イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!」 ベルナデットの背中に無慈悲なスリケンが飛ぶ! 517 名前:ラピスリーディア ◆B89/DN89Ys [sage] 投稿日:2015/02/23(月) 20 16 10.92 0.net 512-513 (........ノア様) 【魔力を帯びた舞に依って回避力が大幅に上がったラピスの舞で辛うじてミドリニンジャの奇襲とも言える飛び道具を回避するのでした。 ドゴォ!と、背後より土煙が舞うも顔色一つ変えず、ただ、神に舞を奉納するラピスの表情は何処か満たされて居るのでした。 そして厳かに始まる自らを囮に利用する舞の効果があったのか、隙を見せたミドリニンジャをノアの三つの飛び道具が襲う。 舞に見惚れて居たミドリニンジャを襲う飛び道具が油断して居たミドリニンジャの脇腹を深々と刺し貫けば派手に吹き飛ばされるのでした。】 まだ....立ち上がるのですか? 【果敢にも手傷を負いながらも立ち上がる異国の戦士達に心の中でそっと称賛を送ると同時にノアに対し頷く。そして警戒を怠らず慎重に相手方の次の手を見極め乍でした。】 518 名前:シェリス ◆IgHuSMr.NyMd [sage] 投稿日:2015/02/24(火) 23 22 21.29 0.net 489 513ニンジャー はっはー!はむしめー叩き潰してくれようー!! (豪快に振り抜いた大剣が刀とぶち当たり、重量と勢いに任せて刀ごとアオニンジャー弾き飛ばした) シノビふぜいがー!正面から突っ込まれるなんて私も舐められたもんっすよ! (ゆらゆらと不穏な空気を出しつつニンジャ達を見て、頬をパンパンと叩き気合を入れる) うっし!私も気合入れていくっすよ!突撃突撃ぃぃそりゃぁぁっ!! (剣を地面に引き摺りながら一直線に駆けていく、狙いはアオニンジャ一人) 522 名前:ノア ◆rfGpy31mmY [sage] 投稿日:2015/02/25(水) 20 07 13.12 0.net 512 513 >「グワーッ!」 よし当たった!ラピちゃん、ナイス! (ぴょんぴょん跳ねて、ラピスとハイタッチ) …でも、完全に不意をついたのにあの距離でナイフを弾くなんて。 モドキでもニンジャはニンジャ、ってことね…。 (弾かれたナイフを拾い集める) >ただならぬアトモスフィアを漂わせ、それぞれがゆっくりと立ち上がった。 あー…やっぱし、そうだよね… …っ!? .oO(く、首筋のあたりがザワッてした…) …気をつけてラピちゃん。アイツ、多分なんかしてくるよ。 (半歩前に出て、様子を伺う) 526 名前:グラスト ◆HuWQso2Y92 [sage] 投稿日:2015/02/26(木) 19 54 23.93 0.net 512 513 ニンジャ=クエスト >追撃しようと迫っていたモモニンジャは避け切れず、足を撃ち抜かれてダウン! これだけの矢を当てられたらもう立てないよ! 大人しく観念したほうがいいよ! >ただならぬアトモスフィアを漂わせ、それぞれがゆっくりと立ち上がった。 そんな…!矢はしっかり当たったのに…! まるで人間じゃないよ!ニンジャ! (気圧されながらも再び矢を番え相手の初動に備えた) 528 名前:ニンジャ=クエスト[sage] 投稿日:2015/02/27(金) 18 33 06.36 0.net 517 518 522 526 「…キリステ・ゴーメン」メンポの奥でニンジャ達の目が怪しく光る! 「ノア=サン。ラピス=サン。遊びはここまで。これでオシマイだ」 ミドリニンジャがそう言うと、緑色の波状光が急速に目の奥から放たれ、二人の体を包んだ! 痛みも苦しみもないが、まるでツケモノ・ストーンを背負ったように体が重く言う事を聞かない。 これがミドリニンジャのフドウカナシバリ・ジツ! 「未熟ゆえ完全には動きを止められないが、これで十分よ…イヤーッ!」 ナムサン!跳躍したミドリニンジャの無慈悲なカタナが、ノアに狙いを定める! 「なるほど。お前の力は強い、実際強い。だが、あまりニンジャをバカにしないでもらおうか」 アオニンジャは弾かれたカタナを拾うこともなく、突撃してくるシェリスに両手の平を突き出す。 「シェリス=サン、これでアノヨまで運んでやる!」 そう叫んだ瞬間、ツナミのような大量の水が手の平から溢れ出し、シェリスへ殺到する!スイトン・ジツ! 529 名前:ニンジャ=クエスト[sage] 投稿日:2015/02/27(金) 18 34 11.46 0.net 「フーッ。痛いじゃない、グラスト=サン。どれだけ痛いか分かる?…ほら見て、泣いてしまったわ」 指差されるまま涙に濡れた瞳を見ると……モモニンジャはメンポを剥ぎ取り、妖艶な女ニンジャの素顔を晒して見せる。そしてメンポどころか武器やブレーサーも外し、衣服を次々に脱ぎ始めた。 「フフフフフッ。どうしたの、ちゃんと見てよ?」 グラストの目には、月明かりの下で光る白い裸体が映っている。だが実際モモニンジャはメンポすら外していないのだ。フシギ! ヒュプノ・ジツで幻惑されたグラストへ、アイクチ・ダガーを構えたモモニンジャが近づいていく! 「イアイのタツジン相手にカタナでは分が悪い。ならば…これを使うしかないな」 アカニンジャはそう言って口元のマスクを下ろすと、カゲミツに向かって口から激しく火を吹いた! 「ボボボーッ!死ね、カゲミツ=サン!」 カトン・ジツ!高熱の巨大な火炎がカゲミツに襲いかかる! 「カタビラの上からでも効いたぞ、アルフレッド=サン。次は本気で行く」 打たれた胴を擦りながら、キイロニンジャが地面に手を当てた奇妙な構えを取る。その姿が、土煙をあげて一瞬で地面の下へと消えてしまった! 地中へ潜むドトン・ジツ!この状態では、どこから攻撃が来るか予測不能! 「ハイーッ!」 カラテ・シャウトとともに飛び出したキイロニンジャのジェット・ツキがアルフレッドの背中を襲う! 531 名前:ノア ◆rfGpy31mmY [sage] 投稿日:2015/02/28(土) 12 46 17.32 0.net 528 529 >「ノア=サン。ラピス=サン。遊びはここまで。これでオシマイだ」 っ!?なに、この光……うっ、く……! …か、体が…重たいっ…! .oO(……でも、動かないわけじゃない。それに…) …"stiria -- paries -- remora"…。 阻み害せよ 氷の柱 >「未熟ゆえ完全には動きを止められないが、これで十分よ…イヤーッ!」 ――片手が上がれば、こっちも十分なんだよ。 ≪尖氷障壁(アイス・ウォール)≫! (刀が振り下ろされる寸前、地面から細長い槍のような氷柱が無数に突き出し、ミドリニンジャの手足を刺し貫く) ほんとはもっと太くて分厚いのを、壁みたいなカンジで出したいんだけど。 ま、そこの未熟もお互い様ってね。 ……その手じゃ、もう何もできないでしょ。降参してよ、ミドリニンジャさん。 シンミョーに、って言うんだっけ? 533 名前:ベルナデット ◆ShGIdbO7tY [sage] 投稿日:2015/03/03(火) 02 45 00.84 0.net 514 身体が、熱い。 酒場を飛び出したベルナデットの背中に手裏剣が突き刺さった。 痛みと熱で視界が一瞬赤く染まる。 幸いにも骨は傷ついていない、だが頭が痺れる様な感覚がある。毒が塗ってあったのかもしれない。 コートの下には革の鎧を着ていたはずだ――であるにも関わらず手裏剣はベルナデットの背中を傷つけた。 恐ろしく、熟練した投擲術だった。 しかし傷に構っている余裕は無い。 今この瞬間もこの卓越した忍者はこちらを殺そうと迫っているのだから。 「これで良い。………さあ、もう好きにはさせんぞ」 背中に突き刺さった手裏剣を引き抜き無造作に放り投げ、両刃剣を抜き放つ。 535 名前:アルフレッド ◆V4cb2YEFUw [sage] 投稿日:2015/03/03(火) 16 02 20.78 0.net 513 529 (脇腹に一撃! いや、入りが浅い!) >「カタビラの上からでも効いたぞ、アルフレッド=サン。次は本気で行く」 …今のでまだ本気でないとは! ただの盗賊ではないか…! >打たれた胴を擦りながら、キイロニンジャが地面に手を当てた奇妙な構えを取る。その姿が、土煙をあげて一瞬で地面の下へと消えてしまった! >地中へ潜むドトン・ジツ!この状態では、どこから攻撃が来るか予測不能! (消えたっ!?どっち、いやどこだ?) (地面に潜ったなら、どこを狙ってくる!?) >「ハイーッ!」 >カラテ・シャウトとともに飛び出したキイロニンジャのジェット・ツキがアルフレッドの背中を襲う! (一瞬遅れてアルは反応し、振り向きざまに胴をわずかに逸らした) (ぎりぎりの隙間を手刀が通り、アルはすかさずキイロニンジャの顔面を殴りつける) (怯んだ隙に大剣を首筋に当て、警告した) …これ以上は無意味です、大人しく引き渡されてください。 死人を出したくはありません。 538 名前:カゲミツ ◆1iCdvHKAGE [sage] 投稿日:2015/03/03(火) 22 51 12.31 0.net 512, 528-529 ……止めよ。忍が脚を奪われては、まともに戦えぬであろう。 >「…キリステ・ゴーメン」メンポの奥でニンジャ達の目が怪しく光る! 斬り捨て……また、戯けた物言いを。それに、まだ諦めぬと……? 投げると分かっておる飛得物に、やられるとでも思うてか。 >アカニンジャはそう言って口元のマスクを下ろすと、カゲミツに向かって口から激しく火を吹いた! 炎……!? ちぃッ、赤忍者とはこれが所以か! >「ボボボーッ!死ね、カゲミツ=サン!」 ……。大道芸の代金にしてはこの羽織、随分高くつくぞ。 羽織を頭から被り、体を低く。一足飛びに焔の下を駆ける。 袴が焦げ、小袖が燃え、その下の皮が焼けるが……なに、肉が爛れる前に、こうして―― ――斬、と相手の肉を断つ。 542 名前:シェリス ◆IgHuSMr.NyMd [sage] 投稿日:2015/03/04(水) 22 24 58.98 0.net 528ニンジャ=クエスト ぬわわっ!?魔法!?あ、ニンジュツっすかぁー!? (慌てて大剣を地面に突き刺して盾にしようとする、もちろんその程度で防ぎきれる訳がない) (しかしお構いなく剣を地面に突き刺す、すると突撃の勢いが上方向に逃がされシェリスの体は剣を支点に棒高跳びの要領で浮き上がってしまう) お、わ、わわわっ!からだが、ういてるっ!!おのれー!これもニンジュツっすね!ひ、ひきょうなりー!! (そこへ間髪いれず押し寄せるスイトン!大剣は勢いよく弾かれ支えを失ったシェリスは宙を舞った!) うひやぁぁぁっ!!! (猛烈な勢いでシェリスが飛んだ先に居たのはアオニンジャ、彼の顔面にシェリスは頭から突っ込みゴツッと痛い音が響いた) 544 名前:ラピスリーディア ◆B89/DN89Ys [sage] 投稿日:2015/03/05(木) 04 33 23.08 0.net 528-529 まぁ....遊んでらしたのでございますか? 【そう、おっとりと答えた瞬間、ミドリニンジャから放たれる怪しい光に包まれまるでどんよりとした様に動きが緩慢になる。 狙いを定め跳躍したミドリニンジャが狙い付けた相手───ノアを見て、何とか躱してくれると信じ、自らはその状態でも自身の出来る事をするのみ、 そう思い乍別の舞、「戦乙女の舞唄」を唄い乍舞う。先程とはうって変って激しくも優雅な舞と、そして芯から勇気が沸き起こる作用を持った歌声が合わさって皆の士気を高める。 注意が少しでも逸れてくれればそれで良いと、その一心で鈴の音を全開に鳴らし乍唄い、そして舞う。例えそれが緩慢な動きでも注意が逸れたこの時ならばと───】 ※皆様の士気が少し向上する筈です。 548 名前:グラスト ◆HuWQso2Y92 [sage] 投稿日:2015/03/05(木) 22 32 21.99 0.net 529 忍者! >「フーッ。痛いじゃない、グラスト=サン。どれだけ痛いか分かる?…ほら見て、泣いてしまったわ」 >モモニンジャはメンポを剥ぎ取り、妖艶な女ニンジャの素顔を晒して見せる。 む、むむっ!いくら美人さんでも許せないことは許せないよ! さあ!お縄に…!? >そしてメンポどころか武器やブレーサーも外し、衣服を次々に脱ぎ始めた。 ちょ、ちょっと何をしてるのかな…!や、やめ、きゃぁぁあ!? わ、わー!?はだ、はだか!?するりすっぽんぽ!? (全身の毛が逆立ち真っ赤になって顔を背ける) 汚い!汚いよニンジャァ!! (顔を背けたまま連射連射連射!) 550 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2015/03/06(金) 04 06 09.75 0.net 533 これがクロニンジャのオハコ・ジツ"ポイズン=スリケン"! かすっただけでも身体を麻痺させるドラッグがベルナデットの身体に染み渡る! シビレたベルナデットをシオキする事は実際ベイビー・サブミッションである! 「ベルナデット=サン カクゴ!オメーン!!メーンメンメンメンメンメンイヤーッ!!!!!」 クロニンジャはカタナを抜き放ちベルナデットにケンドー・ラッシュ! 551 名前:ニンジャ=クエスト[sage] 投稿日:2015/03/06(金) 22 57 01.84 0.net 531 535 538 541 544 ミドリニンジャの残忍な攻撃は、ノアのマホー・ジツにより完全に防がれてしまう! 「アイスウォール!」地面から突き出た氷のスピアが、ミドリニンジャを空中でクシザシにしたのだ! 「グワーッ!」相手にジツは使えないと侮った結果、彼はイクサに負けた…インガオホー! こうなってはラピスのブトー・ジツで冒険者達が強化されていくのを、カブキでも見るように眺めているしかない。 常人では反応不可能な速度で繰り出されたキイロニンジャのジェット・ツキ! しかしアルフレッドは即座に背後へ反応し、振り向きながらそれを寸前で回避!タツジン! 追撃を許さず、カウンターの拳の後でソードを首筋に突きつけられたキイロニンジャ。 「……フフフ」抵抗する様子は見せていないが、メンポの奥で不気味な笑い声を上げている…。 凄まじいカトン・ジツにカゲミツの体が飲み込まれ、炎に包まれたと誰もが思ったその時! ゴウランガ!カゲミツはキモノ・ハオリで火を防ぎながら、イナズマめいたスピードで駆け抜け アカニンジャへと突撃、イアイの早業で斬りつける! 「アバーッ!」火の代わりに鮮血を噴き出し、アカニンジャは仰向けに倒れた。 殺到する水流を避けるためにシェリスが取った行動、それは剣を支点にしての回避! スゴイ!見事にジツをかわしたその体には水しぶき一滴浴びていない。 反動を勢いに乗せてそのまま宙を舞い、アオニンジャへと攻撃する! 「ヒィーヤーッ!」エリアルカラテ技、アルパオン・ジ・カベッサ! 顔面が陥没するほどの大ダメージを受け、アオニンジャは悲鳴すら上げられず吹き飛ばされた! モモニンジャのヒュプノ・ジツは実際強力にグラストを幻惑していた。 だが、彼女は一つ忘れていた…幻惑が成功したからといって、安全になった訳ではないという事を。 「勝ってメンポを確かめよ」と、ミヤモト・マサシもコトワザに詠んでいるというのに。 その結果、パニックを起こしたグラストの連射を至近距離で何発も食らってしまう。ウカツ! 「ンアーッ!?」アイクチ・ダガーを落とし、モモニンジャはドゲザのように倒れ伏した。 10 名前:シェリス ◆IgHuSMr.NyMd [sage] 投稿日:2015/03/11(水) 21 39 13.64 0.net (※皆様の士気が少し向上する筈です。) これは……ん?不思議な感じっす……力が、もりもりって……う、うおぉぉぉっ!! (アオニンジャーに頭突きをかましたダメージで突っ伏していたシェリスはウタと鈴の音を耳にして復活した) 前スレ 551ニンジャ=クエスト いだだだ……はっ!な、なにがおこったっすか!? よくわかんないっすけど勝っちゃったっすね!正義は勝つっす! さあさあシンミョウにお縄につくっすよー! (よくわからないうちにアオニンジャが倒れていたため少し戸惑いつつも勝利の声をあげた) 14 名前:ノア ◆rfGpy31mmY [sage] 投稿日:2015/03/11(水) 22 12 16.24 0.net 551(前の 551 ニンジャ) >こうなってはラピスのブトー・ジツで冒険者達が強化されていくのを、カブキでも見るように眺めているしかない。 さて、他はみんなに任せて…ミドリニンジャさんをぐーるぐーるまーきまーき。 カットラスの紐は、こんな時にも使えるのさ。 …よしっ、と。 そんじゃ手足のキズ治したげる。…言っとくけどカンペキじゃないからね? そのへんはまー、インガオホー?ってことで。 "sanare -- fons -- placidum"…≪治癒水浴(ヒーリング・ファウンテン)≫。 癒せ 静謐なる泉よ (ミドリニンジャの手足の流血が止まり、傷が浅く塞がっていく) 17 名前:アルフレッド ◆V4cb2YEFUw [sage] 投稿日:2015/03/13(金) 15 46 01.92 0.net 前スレ 551 >「……フフフ」抵抗する様子は見せていないが、メンポの奥で不気味な笑い声を上げている…。 …仲間は既に戦えません。一人でこれだけの人数を相手にはできないでしょう。 何か仕掛けるつもりなら、諦めてください! (首筋に当てた大剣をさらに押し当て、語気を強めて警告する) 19 名前:カゲミツ ◆1iCdvHKAGE [] 投稿日:2015/03/14(土) 03 06 34.20 0.net (前、 551 赤忍者) >「アバーッ!」火の代わりに鮮血を噴き出し、アカニンジャは仰向けに倒れた。 羽織に小袖に袴を台無しにされた上、肌がいくらか焦げたが……ま、命ひとつで泣いておくか。 ……さて。 胴、半ばまで斬り込んだ。脚からも大分血が流れたであろう……最早、助かるまい。 拙者で良ければ、介錯仕る。 ……先程より聞いておれば、お主は忍ながら随分と珍妙な風雅を解する様子ゆえな。 辞世の句があれば、聞いておくぞ。 33 名前:ニンジャ=クエスト[sage] 投稿日:2015/03/17(火) 20 24 36.24 0.net 10 14 17 19 「ハイクは詠ませてもらおう…だが、介錯はいらん」 アカニンジャはカゲミツを手で制し、奥ゆかしいザゼンの姿勢を取った。 「五人色な……一瞬のウカツ……遠い春……」ゴボゴボと血を吐きながら笑う音。 「サヨナラ!」 そしてアカニンジャは轟音と共に爆発四散!非道なニンジャの最期である! スマキ状態のミドリニンジャ、負傷したモモニンジャ、まだ動けないアオニンジャも 火花となったアカニンジャを見て戦意喪失し、それぞれ降参の意を示す。 だが、ただ一人…。 「フフフ、フフフフフ」首筋に押し付けられたソードがまるで見えていないかのように、 キイロニンジャは笑い続ける。 「フフフフフ…グ、ググゥ」 それどころか、笑いながらソードへ自分の首を食い込ませ、結果ウチクビ状態となって 地面に転がってしまったのだ! 「ファッハハハハハ!ハーッハハハハハ!」 アナヤ!驚くべきことに、首だけとなったキイロニンジャはなおも笑い続けている! 「フフフ…こちらのウカツとはいえ、アカニンジャ達をベイビー・サブミッションじみた 早さで倒してしまうとはな。…お前達の顔と名、覚えておこう」 首が喋っている間に、残った体がズブズブと地面に沈んでいく。 「だが、次に会った時はこうはいかんぞ…。オタッシャデ!」 別れの挨拶が告げられたその瞬間、地面から突き出た手が頭を猛スピードで地中へ引きずりこむ! 冒険者達は当然、残ったニンジャ達もただ混乱してそれを見送るしかなかった…。 35 名前:ラピスリーディア ◆B89/DN89Ys [sage] 投稿日:2015/03/18(水) 16 20 12.20 0.net 前スレ 551 ───っ。 【ノアの魔術に依って瞬時に形成された無数の氷の槍が宙に舞いノアに対して攻撃を加え様とするその不意を突いて手足を貫かれ落下する。 やれやれと言った様子で勝ちを確信したノアとは裏腹にその表情は何処か陰り、目を背けて拳を握りしめたまま俯くラピスなのでした。】 ....これで、貴方様の打つ手は無しかと....存じますが。 38 名前:ノア ◆rfGpy31mmY [sage] 投稿日:2015/03/19(木) 21 39 59.42 0.net 33 >そしてアカニンジャは轟音と共に爆発四散!非道なニンジャの最期である! ばっ…爆発した!? なに、アイツ…魔物かなんかだったの?や、そもそも魔物が爆発するかどうかなんだけど…。 >アナヤ!驚くべきことに、首だけとなったキイロニンジャはなおも笑い続けている! …ッ! あ、あっちは完全に人間やめてるカンジだね…。 >「だが、次に会った時はこうはいかんぞ…。オタッシャデ!」 ……。ねえ。ミドリニンジャ…さん。あんたはふつーの人間っぽいけど、さ。 あいつら、いったい何なの…? 39 名前:カゲミツ ◆1iCdvHKAGE [] 投稿日:2015/03/21(土) 03 25 50.49 0.net 33 >「五人色な……一瞬のウカツ……遠い春……」ゴボゴボと血を吐きながら笑う音。 ……また、なんとも奇天烈な。だが、それでいて胸の内に深く残る。 遠い春……して、下の句は? その問いに答えるは――訣別の叫びと、爆焔。 なッ……! ……。火遁を用いて黄泉路へ隠れた、とでも言うのか……最後の最期まで、戯けた忍よ。 >「ファッハハハハハ!ハーッハハハハハ!」 ……彼方は彼方で、化け物の相手か。 この上は白忍者やら、茶忍者やらを連れて戻って来ぬよう願うばかりよな……。 44 名前:ニンジャ=クエスト[sage] 投稿日:2015/03/22(日) 22 30 09.72 0.net 35 38 39 ニンジャが暗躍し、マッポー的な陰気さに支配されていた東国人街、 サンチョーム区の長い夜が今明けた。 君達の勇敢で力強い活躍によりニンジャ一人を殺害、三人を捕縛、一人を撃退。 オヤブン=ジャームズとサブ=オヤブンは腰を直角以下に曲げて深々とオジギ、 ずっしりと重たい十分な量の謝礼が支払われたのだ。 だが、実際優秀な冒険者である君達は素直に喜んでいる訳にはいかないと知っていた。 キイロニンジャ。再戦を口にして地中へと消えた、奴は一体何者なのか。 そして謎のクロニンジャ。ベルナデットを狙った理由は偶然か、あるいは…? イクサ前にも似た不吉なアトモスフィアを感じながら、君達は朝の光が差す中、 それぞれの家路へと戻っていった……。 「ゴウランガ!クエスト達成!」 「君達は謝礼として、一人20000Gの報酬を手に入れた!」 「カゲミツのLvがアップ!AGIが2、STRが1上がった!」 「ノアのLvがアップ!MAGが2、DEXが1上がった!」 「ラピスのLvがアップ!MAGが2、DEXが1上がった!」 「シェリスのLvがアップ!VITが2、STRが1上がった!」 「アルフレッドのLvがアップ!AGIが2、DEXが1上がった!」 「グラストのLvがアップ!DEXが2、AGIが1上がった!」 46 名前:ベルナデット ◆ShGIdbO7tY [sage] 投稿日:2015/03/23(月) 00 11 35.39 0.net 前スレ 550 クロニンジャ ニンジャが抜刀し、こちらへ怒涛の斬撃を繰り出す。 疾い。疾いがしかし、真っ直ぐな斬撃だった。 自身の脳天を狙って何度も打ち下ろされてくる斬撃を、両刃剣で受け、捌き、流していく。 一度、二度、三度、凌ぐ毎に熱を増していくクロニンジャの打ち込みの合間を掻い潜り振り上げられたベルナデットの蹴りがクロニンジャの腹へ吸い込まれていく。 50 名前:アルフレッド ◆V4cb2YEFUw [sage] 投稿日:2015/03/25(水) 14 20 22.67 0.net 33 44 >別れの挨拶が告げられたその瞬間、地面から突き出た手が頭を猛スピードで地中へ引きずりこむ! >冒険者達は当然、残ったニンジャ達もただ混乱してそれを見送るしかなかった…。 い、今の不思議な術…もしかして、僕は手加減されていた…? >イクサ前にも似た不吉なアトモスフィアを感じながら、君達は朝の光が差す中、 >それぞれの家路へと戻っていった……。 ……手加減していい相手じゃなかった。 名前と顔を覚えられた以上、また奴は来る…! (酒場へと帰る途中、剣の柄に手をかけ、強く握りしめる) (仕留めておくべきだったと後悔しながら…) 53 名前:ノア ◆rfGpy31mmY [sage] 投稿日:2015/03/25(水) 21 07 04.04 0.net 44 >オヤブン=ジャームズとサブ=オヤブンは腰を直角以下に曲げて深々とオジギ、 あ。これはごていねいにオヤブンさん…えっと、ドーモ…だっけ? ありがたくいただきますにゃー。 …20000G。危険な一夜だったけど、報酬は十分すぎるくらいだね…。 でも、あの逃げた…ううん、まるっきりおふざけ気分だったあのニンジャ。 アイツは、多分また…。 …今は考えてもしかたないか。 くぁ…ねむーい。 お風呂はいって寝よっと。 57 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2015/03/28(土) 13 12 40.41 0.net 46 ウカツ!ベルナデットのウケ・ジツにクロニンジャは実際焦って単調なラッシュをしてしまった! 「グワーッ!グワーッ!グワーッ!」 ベルナデットの見事なインターセプト・カラテでクロニンジャはしめやかに吹っ飛び戦意を失う 「モハヤコレマデ!イヤーッ!」負けたニンジャにジヒはない! クロニンジャが速やかにセプクしようとする! 60 名前:カゲミツ ◆1iCdvHKAGE [] 投稿日:2015/03/31(火) 22 02 43.55 0.net 44 ……暁か。いつぞやの死人を相手取った時ほどではないが、長い夜だったの。 >オヤブン=ジャームズとサブ=オヤブンは腰を直角以下に曲げて深々とオジギ、 >ずっしりと重たい十分な量の謝礼が支払われたのだ。 ……一人は討ち漏らしたというに……親分殿、有難く頂戴する。 それにしても、黄……いや。黄色忍者、であったか。 落ちた首で呵呵大笑し、砂虫がごとく地へと逃げおおせたあの姿。 瞬時にあの場の皆へ幻術を掛けでもしたのか、あるいは不死の化け物……。 ……いずれにせよ厄介な相手に変わりなし、考えたとて詮なし、か。 我が連れ立ちの忍が待つ家へ帰るかの。 69 名前:ラピスリーディア ◆B89/DN89Ys [sage] 投稿日:2015/04/05(日) 17 42 45.31 0.net 44 ....ん。 【何とも歯切れの悪い依頼の結末に表情暗くさせたラピスが俯き乍オヤブン達の話に耳を傾けて居ました。 そのあまりにも重い謝礼を受け取るも何処か表情は晴れずに居ました。】 今回の襲撃で終わり....とは、思えませんし。油断はなりませんね。 次もある....そう思った方が賢明かと存じます。 もし....何かその後変化がございましたら遠慮なくご相談下さい。出来る限りサポートさせて頂きますので。 【肌に纏わりつくこの妙な感覚、嫌な空気とも言うべきそれを心の隅に感じ置いて、何れ再会するであろうあの不気味な忍者を思えば気が重く帰路の足取りもまた重いものであったのでした。】 177 名前:ベルナデット ◆ShGIdbO7tY [sage] 投稿日:2015/06/04(木) 02 32 51.89 0.net 57 クロニンジャ 何を……しているっ!!! (膝を突き、腹を切ろうとするクロニンジャを蹴り飛ばし自殺を阻止する) 何が目的なのかは知らないが、勝手に襲って来て勝手に死ぬんじゃない。 死を背負わせるつもりなら、他をあたってくれ。 +... 手が空いた人がいたら概要をもう少し報告書風に直してくれると助かる -- 名無しさん (2016-04-08 05 38 22) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/wwwwwwwwwwwwwww/pages/3.html
更新履歴 取得中です。
https://w.atwiki.jp/kt108stars/pages/3405.html
375 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/06/08(日) 20 03 43 ID ??? ここで一つ困った話を聞いてください。 でたんです、奴が この前、コンベンションでトーキョーN@VAに参加したんですが、そのPLの中の一人がサンプルキャラクターを選ぶ段階で 「ハンドアウトが持ち込みキャラクターに合うので使わせてください」 って言ってきたんです。それで、経験値が違いすぎるとGMに却下されるとぶつぶつ他のPLさんに愚痴る。余りに行動が行動なので、その人とGMさんが話し合った結果、サンプルではなくフルスクラッチ+ちょっとの経験値でキャラクターメイクする事になりました。 そして自己紹介、 困「名前は千早 神牙、スタイルはクグツ・カタナ・カリスマで、元ブラックハウンドに入ってました。」 少しだけ続きます 376 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/06/08(日) 20 06 09 ID ??? 375 続きです。 それで話が始まったんですが、この神牙氏、とにかく話を聞かない人でした。 なんでも警察の課長と知り合いで、警察官のPCさんがその課長さんから捜査命令される場面に突然登場して(ちなみに登場の判定もしてませんでした)、 神牙「おい、○○(課長さんの事)。ひどいじゃないか、俺という者がいながらそんな奴に頼むなんて。」 とか言ってました。それで、GMさんがこの場面は導入なので他のPCは登場しないでって注意されたら、またぶちぶち聞こえるか聞こえないか暗いの声で愚痴ってました。 それでも他のみなさんの活躍で何とかボスと決戦になったんですが、するとこの神牙氏、「封印を解放する」とか言いつつ始めになかった特技(特殊能力)を使い、唐突に先制攻撃しました。 次で最後です 377 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/06/08(日) 20 14 23 ID ??? 376 最後です。 突然なかったかはずの特技(特殊な能力)を使って先制攻撃しだす神牙氏(もちろん勝手にです)。 さすがにGMさんも周りのPLさんも何事かと聞いたら、 神牙「昔ブラックハウンド(警察)組織にいたときの特技の封印を解いたので使えるようになったんです。」 となぜか鞄からキャラクターシートを出して言い切りました。 GMさんももはや面倒くさくなったのか、その話をスルーして即座に神牙氏に対して即死する種類の神業(回数制限のある特別な技)で仕掛けて来ました。 それで、神牙氏は即死し防御用神業を使うよう他のPCさんに命令したのですが、その言い方があんまりだったのと終始見下した発言だったので使ってもらえず、死亡してしまいました。 結局、神牙氏は生き返る事ができずエンディングも墓参りされる場面で閉められました。 神牙氏はその後、経験点も計算せずにGMさんに口汚い言葉を投げかけて帰って行っちゃいました。 その後、ほかのPLさんやGMさんに聞いてやっと有名な困ったプレーヤーさんだと聞き吃驚しました。 あれが、本当の困った方なんですね。 382 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/06/08(日) 20 19 07 ID ??? マジものか? マジもののゴッドファングか? 俺が困スレに来るようになった頃には、既に伝説の戦死だった神牙のマジ報告なら、 俺が書こうとしてた、ほのぼの困り話なんて 書く暇はないな・・・ 383 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/06/08(日) 20 21 11 ID ??? 382 書け 384 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/06/08(日) 20 22 21 ID ??? 書かぬと困認定するぞ 385 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/06/08(日) 20 23 29 ID ??? 複製神牙じゃね? 奴をパクった奴なら2~3人コンベで見たぞ。 386 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/06/08(日) 20 31 24 ID ??? コピー神牙なんているのかYO! いや、でも中坊の頃の思い出とそれに絡んだ愚痴なんであんまり面白くないから、 神牙が盛り上がらないようなら後で書くわ 388 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/06/08(日) 20 34 42 ID ??? 385 そうだなぁ。 俺が出会った千早神牙は、ものすごく普通の人だった。 最初にキャラ名を名乗った時に卓に走った緊張感は今でも覚えてるが、 それまでの物腰も、そこからの態度もプレイングも(ちょっと不慣れだったけど) 普通だった。 そいつ「ところで、NOVAやるならこの名前でやるといいって先輩に言われたんですけど、 なんか有名なキャラなんですか?」 うん、そいつの先輩が困ったちゃん。 391 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/06/08(日) 20 42 32 ID ??? 387 神話とかに詳しくなくても楽しめるのがメガテンだからなぁ 好きな人はつい語りたくなる内容だが、多少は遠慮してもらえないと困るな 388 ヒデェww そうか、偽神牙ってそんなにいるのか ちょっとがっかりだ 392 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/06/08(日) 20 45 44 ID ??? 391 こうなったら是非、偽神牙を集めて、潰し合ってほしいな。 なんつーの、スーパー神牙大戦みたいな 397 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/06/08(日) 20 49 34 ID ??? 392 その中には本物の神牙が当たり前に混じってて、コピー達全滅 →蠱毒のごとく、最強の力を得る真の神牙 みたいになりそうで、ちょっと恐いなw スレ183
https://w.atwiki.jp/mustnotsearch/pages/787.html
登録タグ:ニコニコ動画 ビックリ ホラー ホラーの宝石箱 危険度3 音楽 ニコニコ動画の動画。 音楽よりも背景画像の方が怖い。(超面白画像の画像多め) + 流れる音楽 この子の七つのお祝いに メトロポリタンミュージアム(メトロポリタン美術館) 涙で綴るパパへの手紙 詳細不明 暗い日曜日 翼をください 夢のスープ Karl Mayer Untitled 分類:ホラー、ビックリ 危険度:3※(人によっては3〜5まで変動する) コメント 修正完了です -- SEA (2012-06-02 21 55 39) ↑ありがとうございました。 -- 名無しさん (2012-06-02 22 54 17) 最初の曲ってKONAMIの音ゲーじゃんwwww -- 唯律澪紬梓 (2012-06-28 11 42 40) ↑一ノ妙涙目ww -- ののワさん (2012-06-30 14 15 25) ↑2名前からしてけいおん厨w -- 名無しさん (2012-06-30 15 27 43) なぜ、音楽よりも背景がこわいのか? -- 紅羅魔 (2012-07-29 22 11 30) 怖いし、何より背景画像がいや -- ネギ女王 (2012-09-25 16 55 28) なぜか翼をくださいがはいってるし。 -- アネデパミ (2012-10-16 13 39 31) がぞうこええええええ -- アーティー (2012-11-18 13 37 24) え? -- 画像って? (2012-11-19 18 40 50) 耐性自慢コメントを削除しました。 カールマイヤーもジョンケージと同じ現代作曲家に近い雰囲気があるな。因みに、悲鳴はバイオリンで出してるそうです。 -- 四尺様 (2013-03-18 09 04 46) 俺は馬鹿だ・・・ずっと「夜に聞きたい」で検索してた・・・ -- HUNK (2013-03-18 14 30 44) 削除しました。 心臓が死んだww -- メアリー (2013-03-24 19 58 12) あああああああ 怖い -- 有魔 (2013-04-09 19 11 24) Level5の画像ムリ… -- ランディ (2013-04-21 15 30 50) 曲はいい歌だけど・・・画像が・・・・・ -- ボヤッキー (2013-04-25 17 30 54) 三枚目の画像…可愛くさせて… -- S音 (2013-05-09 17 13 11) 『涙で綴るパパへの手紙』 曲と画像が一致しない…;; -- サム (2013-05-12 14 46 39) ちょwwwおまwww「夜に聞きたい」で検索してたとかwwヒィwww -- ノア (2013-07-25 01 10 07) いちいち画像にびびる -- KK (2013-08-11 15 49 03) 耳死んだwww -- チルノ⑨ (2013-08-19 09 22 06) ↑書き足し 背景画像マジ怖い -- チルノ⑨ (2013-08-19 09 22 47) うわぁぁぁ!いやだぁぁぁ!! -- ずとさん (2013-08-19 14 34 46) 最後の三つワロタwwそれ以外はだいたいいい曲。ただ画像がワロタwwあと、コメのせいで笑いの渦が止まらねえぞいww -- スイマヤー (2013-08-20 14 03 27) そういや、「詳細不明」の曲、あれ曲名はなんだろう? -- スイマヤー (2013-08-20 14 06 41) 背景画像ふざけんなよwww -- 名無しさん (2013-08-23 12 28 43) な、何みんな、ビ、ビビってんだよ!?こ、こんなの、ぜ、全然こここ、怖くねね、ねぇーし(⇑-⇑;) -- ずとさん (2013-08-29 17 51 55) (やべ、上の俺のコメの顔文字が・・・) -- ずとさん (2013-08-29 17 52 56) ↑そのAAは斬新だ! -- チルノ⑨ (2013-09-04 21 56 01) そのAAどうやってつくるノΣ(ΘДΘ -- チナ (2013-09-04 23 15 29) ただただうるさい。最後の画像ちょっと怖かったけど・・・ -- 名無しさん (2013-09-05 00 46 59) 何枚目かの画像に和服姿の幼女が… -- 名無しさん (2013-09-11 22 31 57) 座敷わらしさんですね分かります -- 餃子 (2013-09-14 09 02 54) 翼をくださいがなんか一番恐怖心あおられる。でも、また聞きたくなるのは私だけか…? -- 月 (2013-10-05 11 38 43) 画像をどうにかしてくれ。頼むから。 -- うわぁ (2013-10-27 07 44 17) ↑2 ご安心を。私もです -- 歌のお母さん (2013-10-28 19 53 32) 画像の方が怖いけど画像なしでも怖いきがする -- 名無しさん (2013-11-10 16 18 01) 暗い日曜日はいっとるww -- ぴりる (2014-01-27 16 45 48) あさき(神曲、天庭おとこのこ編)ならいけるわ -- あざと可愛いヤマト (2014-01-28 19 33 33) これ危険度3でもいいと思います -- 六道 (2014-03-01 16 24 03) 夜だけじゃない。昼夜聞きたくない。 -- ちゃおず (2014-04-07 21 00 05) 曲名知りたいなぁ -- 名無しさん (2014-05-21 14 44 22) 天地神明に誓って聞こえません(SMRGUC) -- 名無し (2014-05-21 19 03 50) ネタバレですが、「詳細不明」のBGMは「秋葉原 テープ」とほぼ同じBGMである。さらにこの「詳細不明」のBGM以外でも検索禁止ワードに入るBGMが三曲あるので、覚悟してご視聴下さい。 -- ユッキー (2014-08-25 00 02 27) 画像やめれ -- 名無しさん (2014-08-25 12 24 35) レベル2までなら誰でも普通に聞けるかもしれんが3からは多少きつい -- 名無しさん (2014-09-01 11 29 27) ↑22 秋葉原カセットテープってググれば出てくる。尚本サイトに詳細あり -- 名無しさん (2014-09-01 11 31 17) どこが怖いの?ノリノリな曲ばっかりじゃん -- 星橋 (2014-09-08 07 18 08) ちょ、あさきさんの曲が怖いとはどういうことなの… -- 名無しさん (2014-09-19 15 09 25) 電気消して聞くんじゃなかった 寝れん -- 名無しさん (2014-10-28 23 22 37) 見、見、画、死、ん、だああああ\(^o^)/ -- 名無し (2014-11-09 20 37 05) 曲も怖いけど、画像のほうが -- 名無しさん (2015-02-21 21 46 13) 谷山さんの夢のスープも怖い…Rolling Down ならレベル4以上かも… -- 名無しさん (2015-04-06 23 09 25) まあまあこわい -- ば (2015-05-06 10 21 25) 迷曲wwwwwwwww -- 世紀末納豆の光 (2015-12-06 18 19 57) あさき曲は怖くないよな(ジャケ絵以外) -- 名無しさん (2016-03-02 17 04 11) 画像と曲があってるよーなあってないよーな・・・ -- きら☆ (2016-10-08 21 27 56) 動画時間長いし、level4からただの奇声じゃね?背景やばすぎ -- 名を名乗らない (2019-07-29 18 43 13) おっ、おれっはっ、ここ、こんななののっ、こここ怖くね、ねぇぜ!(ガタガタガタガタガタガタ -- たけし (2019-10-14 14 44 07) ( ^-^)( ^-^)( ^-^)ただただ怖い?のかな? -- 名無しさん (2019-10-14 14 46 54) 背景画像がふざけてる件 -- 名無し (2020-08-10 21 15 46) 最後の曲が、アニメの声に聞こえたww -- ハート (2020-09-28 18 11 01) そしてちゃっかりみんなのうた トラウマ曲とはいえ可愛い -- 名無しさん (2021-05-09 17 32 52) 谷山浩子この動画で知った。よその子という素晴らしい曲に出会えた -- 名無しさん (2021-12-14 17 29 46) 涙で綴るパパへの手紙は神曲だと個人的には思う。 -- ゲーム太郎 (2022-01-17 13 21 44) 検索した瞬間に動画のサムネが、、w昼でも嫌だと思うこれは← -- ちぃず (2022-08-28 14 56 36) 背景画像が曲を余裕で超えているんだが -- 赤色 (2023-02-05 12 21 00) 画像は怖いが曲は自分にとって懐かしいと感じさせる曲が多い。カールマイヤー以降は知らん← -- 名無しさん (2023-02-27 15 13 28) ↑の続き。このワードのおかげであさきに会えた。 -- 名無しさん (2023-02-27 15 18 06) 怖くて調べたくないから怖い画像の詳細も教えてほしい -- 名無しさん (2023-07-07 10 00 51) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/kagakyon/pages/1117.html
朝、目を覚ますとリビングの床だった ソファーを見るとハルヒが寝ている 服は昨日の時のままだ ハルヒを起こさないようにして俺は立ち上がり、自分の部屋に行った 俺も服は昨日のままだ、とりあえず着替えるとするか 着替える途中、時計を見るとまだ6時だった 「時間あるな…」 とりあえず外に出ることにした 俺達の家は都内某所にある普通のマンションの4階だ 家賃は高いが、共働きしているからこそ住める家だ 俺だけじゃとてもじゃないが、住めやしない さて、そんなどうでもいい家宅情報は置いといて俺は徒歩5分のところにあるコンビニに向かった 「いらっしゃいませー」 眠そうな店員の掛け声を聞きながら店内を見渡す 店内にはこれからお勤めと思われるサラリーマンと、それとは対照的にもうお勤め終わりにサラリーマンと、そして… 「あ、キョンくん」 誰かと思ったらつかさだった 「よ、よう、どうした?こんなところで?」 「えへへ、朝ごはん買いに来たんだよ~」 そういや、古泉とつかさはここからそんなに遠くない場所に引っ越したと古泉が言っていたな 「今日は寝坊しちゃって…」 寝坊!?ひゃー、6時で寝坊なら、俺は毎日寝坊だね 「それで買いに来たの」 「そっか、古泉は?」 「まだ寝ているよ~、昨日はキョンくんとすっごく飲んでたからね」 「ハハッ、そうだったな…」 「そういえば、ハルちゃんは?」 「ハルヒもぐっすり夢の中さ、昨日も長門と張り合ってたしな」 「ふふっ、ハルちゃんらしいね ということはキョンくんも朝ごはん買いに来たの?」 「あー…いや、散歩がてらにな 二日酔いだから新鮮な空気を吸いつつ、ブラブラしてたんだ」 「そっか~、ついでだから朝ごはん買っていこうよ ハルちゃんだってお腹空かせてるよ」 「あー…そうだな」 こうして俺とつかさはコンビニ物色を始めた 「これ美味しそうだよ」 「どれどれ…ハルヒが好きそうだな… お、つかさ、それは古泉用だな」 「ふええ、どうして分かったの!?」 「古泉の好物だしな…それにそれを取った時のつかさの顔がそう言ってたのさ」 「キョンく~ん、恥ずかしいよぉ…」 「ははっ…」 15分ほど品定めして俺とつかさはレジへかごを持っていった 「いらっしゃいませ」 店員は2人で食べるには明らかに量の多いおにぎりやサンドイッチを軽快にさばいていく この店員には俺とつかさが夫婦に見えるのか…ふとそう思った ふと、な 支払いを済ませ、俺とつかさはコンビニを出る 「じゃあね、キョンくん」 「ああ、古泉にもよろしくな」 重そうな袋を頑張って持っていくつかさを見送りながら俺も歩き出す 時間はまだあるが、少し気を引き締めないと会社に遅刻しちまう 俺は少し駆け足になった 家に戻るとハルヒが起きてた 「ちょっと、どこに行ってたのよ!」 朝からうるさい奴だ 「朝飯買いに行ってたんだよ、…ほら」 俺は袋を持ち上げる 「あ、あら…だったらそう言いなさいよ」 ハルヒは表情を一転させる 「気持ちよく寝てたからな…ほら、食おうぜ」 「そうね、いっただきまーす あら…なかなかのセンスね、キョン1人で選んだの?」 昔っからこいつは鋭いな…ったく 「いや、つかさに会ってな、一緒に選んだんだ と言っても、殆どつかさが選んだだようなもんだ」 「つかさに?そういえば引っ越したって言って、まだ行ってなかったわね… そうだ!今夜、行ってみましょうよ!」 ハルヒはツナマヨおにぎりを持ちながら提案した 「おい、本気か?」 俺はハムサンドを食いながら切り返す 「本気に決まってるじゃない」 「せめて古泉の今夜のスケジュールを聞いたほうがいいんじゃないか?」 「…それもそうね、昔と違って、そう簡単には行けないわね…」 ハルヒは少し寂しそうな顔をしたが、すぐにいつもの顔を取り戻し、電話の所へ行った 「もしもし…あら、つかさ?今日なんだけどね…」 さて…ハルヒは俺が今、2週間連続で残業をしている事実を忘れたのかね… せめて今日だけは残業回避して欲しいものだが… 俺は朝から溜息をついた 「キョーン、遅刻するわよー」 「ああ、待てって」 「あんた、いい加減ネクタイくらいすぐに結びなさいよ」 「悪かったな、苦手なんだよ」 ゆったりと飯を食ってたのがまずかった 気がつくともう8時、会社に遅刻してしまう 俺とハルヒは急いで準備を始めた 男の俺より早いってどういうことなのかね、ハルヒは そんな疑問を思い浮かべながらもそそくさと着替えた ベージュのシンプルなスーツに白いショルダーバッグ姿のハルヒ あの印象的だったカチューシャは大学に入った頃からすでにしていない ハルヒいわく「子供っぽいから」と言っていたが、真相は分からないままだ カツカツとヒールの音を奏でながら俺の腕を引っ張る 「ほら、早くしないと電車に乗り遅れるわよ!」 「分かった、分かったから引っ張るな」 さえない黒スーツに身を包み、一回り小さい女の人に引っ張られる俺を周りの痛い視線が見つめる 屈辱だぜ… 急いだ結果、会社には5分前という所で着いた 「ふうー…危なかったな」 「キョンが遅いからよ!」 「仕方ないだろ」 「ならもっと努力しなさいよ!」 「朝から熱いね、お二人さん」 誰かと思ってみると、同じ部署の同僚だった 「最近ただでさえ暑いんだから、痴話げんかなら家でやってくれよ」 そういう同僚の顔はニヤニヤしてる 「うるせえ」 「そ、そうよ!」 「はいはい、分かったよ、ほら、もう行かないと」 上手く言いくるめられて言い返す言葉もない 俺とハルヒは急いで自分の場所へと向かった 俺とハルヒは偶然にも同じ部署に配属されている 席こそ少し離れているものの、それが同僚達にからかわれる要因にもなっている 仕事の成績はやはりハルヒがいい 社内でもなかなかの実力者として上司からも一目置かれている 一方の俺は…まあ、可もなく不可もなく、いたって平凡だ ただ、比較対象が『妻』であるハルヒなせいか、低く見られてしまう この時ばかりはハルヒの存在が恨めしい ここ2週間、ずっと残業続きだったのにも関わらず、今日は7時ごろに切り上げることが出来た 「今日は早く終わったわね さて、古泉君の家に行きましょ!」 ハルヒが嬉しそうに言った 朝、ハルヒが電話したところによると、古泉は今日は予定もなく、早く帰れるそうだ 引っ越し祝いに行くのが目的なので手ぶらで行くわけにもいかない そういや、2人には子供がいたな…お菓子が喜ばれるか? 「これにしましょう」 古泉の家に向かう途中に立ち寄ったデパートに俺達はいた ハルヒが手に取ったのはクッキーの缶詰だった 「それがいいな、値段も手ごろだし」 「じゃ、決まりね」 店員さんに頼んでギフト用にラッピングもしてもらった 「さて、それじゃ行こっか」 ハルヒは今朝同様に俺の手を引っ張って歩き出した 古泉の家は俺達の家よりもランクが3段階ぐらい違うように感じた 「凄いわねー…良いなあ…」 ハルヒが感嘆を漏らす おい、それはなかなか給料の上がらない俺に対するあてつけにも聞こえるぞ 「確か…ここの12階だったわよね」 「ああ、そうだったな」 俺とハルヒは部屋番号を確かめつつ、インターホンで呼び出した 「はい」 聞こえてきたのはつかさの声だった 「やっほー、つかさ、団長様が来たわよ もちろん、キョンも一緒よ」 「あ、いらっしゃ~い、待ってて、今開けるから」 するとまもなくドアが開いた そういや、昔長門のマンションへは姑息な手段で入ったものだよな… 何故か不意にそんなことを思い出した 「ほら、キョン行くわよ」 「あ、ああ」 見るとハルヒはもうエレベーターに乗ろうとしていた 俺は急いでハルヒのところに駆け寄った ピンポーン 軽快なインターホンの音が鳴る ガチャとドアが開いたその視線の先には…だれもいない 不思議に思ったが、その謎はコンマ3秒で解けた ドアを開けたのは古泉の子供だった 「あ、ハルヒおばさんだ~」 「コラ、おばさんじゃなくてお姉さんでしょ 久しぶり、真司君」 ハルヒは口ではそう言いながら笑顔で対応する 「よお」 俺も挨拶をしたが舌を出された 全く、これだからガキは 「お邪魔しま~す」 ハルヒは真司君を抱いてどかどかと入っていく 「本当に邪魔しに来てるんだからもう一度言っておけ」 「うるさいわねキョン」 抱かれてる真司君もそれを聞いて 「うるさいわねキョン」 真似すんじゃねえ 「2人ともようこそ」 「ハルちゃん、キョンくんいらっしゃい」 居間では古泉とつかさがすでに待っていた 「久しぶり…じゃないか、今朝会ったばかりだな」 「あはは、そうだよキョンくん」 「わざわざすいません」 「いいっていいって、古泉君 私も子供の顔も見たかったし、新居も見たかったしね」 「ハルちゃん達は子供作らないの?」 「うーん…子供は欲しいけど、今は仕事が大変だから…もっとキョンがしっかりすればいいんだけど」 「へいへい、妻より出来なくてすみませんね」 「…フフッ、本当に仲がいいですね」 茶化すんじゃねえよ、古泉 「お母さん、お腹すいたー」 真司君の言葉でつかさは思い出したように立ち上がった 「あ、はいはい、じゃあ夕飯にしようか ハルちゃん達も食べていく?」 「もっちろん!」 「お前…最初からそのつもりだったな…」 「私は食べてもらえるのが嬉しいから歓迎だよ~」 「悪いな、古泉、つかさ」 「いえいえ、食事は大勢の方が美味しいし、盛り上がりますから」 「はーやーくー」 真司君が責め立てる 「はいはい」 真司君をなだめると、つかさは立ち上がった つかさが作ったビーフシチューは絶品だった さすが元調理師だけあってメチャクチャ美味い ハルヒも料理は上手い方だが、働いてることもあって殆ど料理をしない 手料理というのも久しぶりだ こんなに美味い手料理を毎日食べてる古泉は羨ましいぜ 「今日は張り切って作ったからね~どんどん食べて」 「つかさ、おかわり頂戴」 「は~い」 「ハルヒ、自分で注げよ」 「いいじゃない別に」 「キョンくん、気にしないで ハルちゃんもキョンくんもお客さんだから」 「そうですよ、遠慮なさらずにあなたもおっしゃったらどうですか? さっきからおかわりしたくてたまらない顔をしていますよ」 「そ、そうか…つかさー俺にも頼む」 「あはは、じゃあ待ってて」 つかさはハルヒと俺の皿を持っていった 「調子はどうだ?古泉 昨日も聞いたとは思うんだが」 「相変わらず忙しいですよ」 「忙しさで言ったら俺達もか」 「確かにやってられないわね、いくら残業代が出るからって毎日残業なんて、少しは働く身のことを考えて欲しいわ」 「典型的な日本企業ですが、忙しさもまた仕事の充実ですよ お二人なら蓄えも相当あるでしょうし」 「3年前の結婚式と車や家のローンですっからかんだよ」 「それは…また大変ですね」 古泉が苦笑する 「は~い、おまたせ」 つかさがビーフシチューを持ってきた 「お、サンキュ」 俺とハルヒは食事を再開し、再びとりとめのない話の花を咲かせた 夕食が終わり、持ってきたお土産もその場で開けて(俺とハルヒで半分以上食ってしまった)一段落した時だった 俺と古泉はベランダで涼んでいた 「それにしても古泉、お前は幸福者だな」 「どうしたんです?」 「器量も良くてしっかりと家事をこなせる妻を持って…俺の妻を見てみろよ」 俺は真司君と一緒にテレビを見て笑ってるハルヒをあごで指した 「なかなか魅力的な人だと思いますが あなたもそう思ったから結婚なさったのでは? 今頃後悔しているんですか?」 「いや、後悔とはちょっと違うが…つかさのような妻も良いなと思ってさ」 「…人は人を羨むものです…隣の芝生は青いというでしょう」 「ああ…やっぱりそうなのか…」 「…大人になりましたね、もっと反論するかと思いましたが」 「…もう俺も28なんでな、いつまでも高校生気分でもないさ」 「子供は作られないんですか?」 「……俺もハルヒも子供どころじゃないんだ」 俺は再びハルヒを見た 真司君と楽しそうにテレビを見るハルヒの姿は一段と輝いていた
https://w.atwiki.jp/wwwwwwwwwwwwwww/pages/2.html
メニュー トップページ メニュー メニュー2
https://w.atwiki.jp/fantasylaboratory/pages/508.html
2005.08.28 23 54 しぐれもん ランドール警備団(隊)に関して どんな活動を? 大体、現実世界の警察と同じ役割でいいんですか?(ランドール内のみで) 警察手帳的なモノとか持ってるんですか? どのくらいの権限持ってるんですか? 警備団ですか?警備隊ですか? 中での、立場的なモノはどうなってるんですか?(階級みたいな) おおまかな人数は? まぁ…思いつくとこ、こんなんです。 野良(--) 細かいところに入ってきたな、ランドールの設定も。 基本的に警察と消防を兼ねた活動をしていると考えている。 今書いている小説で制服とか表現しているが、どういうのかは描写してないんだよな。 アイデアがあれば求む。 警備隊自体の指揮系統とかは大枠は俺が考えてもいいが、 必要そうな小物なんか、警察手帳的なもの、みたいなものは? みたいな質問は あげてくれると考えるきっかけになるのでドンドンくれい。 俺が考えた設定で「これは変えて欲しい」というのや、 逆に「こういうのはつけて欲しい」というのも募集します。 ……まぁできるだけ早くやるので。 08/29 00 47 しぐれもん じゃあ、警備団(隊)にはいるのに資格は必要ですか?08/29 01 00
https://w.atwiki.jp/tamaki_king/pages/437.html
すねた・・・・ 俺はあの後雲雀さんと2人に講義をしたんだ そしたらそのあと表情からも分かるほどすねてしまった 「あ、あの雲雀さん?」 「・・・・・」 「ひーばーりさーん」 「・・・・・」 何も返してくれないのだ そしてそれをまねする2人 「リー君、レン君」 「レンくんいまね、すねてるんだよ」 「りーも・・・・」 そういって俺に背を向ける二人 あぁーめんどくせー 「雲雀さん、俺が悪かったです~!!だから機嫌直してください」 「邪魔・・・なんでしょう」 「はぁ・・・・・邪魔なんて俺がいついいました?一つ屋根の下にいるんですから ずっとくっ付いていなくても、その・・・夜・・・とか、ね?」 「綱吉・・・・!」 やっと雲雀さんが機嫌を直した雲雀さんを見て2人もやっと“すねた”ごっこをやめて 俺のところへ走ってくる なんだか、子供が3人もいるみたいだ もどる -
https://w.atwiki.jp/kimo-sisters/pages/1608.html
94 名前:あなたがいないなら何もいらない ◆3AtYOpAcmY [sage] 投稿日:2013/06/05(水) 14 15 34.52 ID DpPl31m1 [2/7] まだ空も明るくなっていない彼誰時(かわたれどき)、清次は酒の酔いによる短い眠りから醒めた。 翼から馳走になったジョニーウォーカーだけでは足りなかったのか、彼は自室に戻ってからロイヤルハウスホールドを呷っていたのである。 だが、疲れもあって、やがて寝込み、起きた時には氷がすっかり融けていた(彼は、ウィスキーはオンザロックにするのを好んでいる)。 酒が勿体ない――彼は金持ちの御曹司らしくない、しみったれた根性を持ち合わせていた――と、すっかりぬるくなり、薄まったRHHをちびりちびりと口の中に運び始める。 そうこうしていると、充電器に差し込んでいたBlackBerryが「月光花」を奏ではじめた。操からの着信である。 「八雲清次です」 『キヨ、俺だ。操だ』 「どうしたんだ、こんな朝早くから?」 『いや、昨日は俺はすぐ寝てしまったから。姉貴は何て言ってたかと思って』 「その話は、今日、授業が終わってからしよう」 『ああ、わかった。 ……それとだな、夢を見てなあ』 懐かしむような、揶揄うような口調で、清次は応じた。 「あれだろ、篠崎が出てきたんだろ」 『ああ。それだけじゃなくて、お前も出てた。 声はキヨだったんだけど、姿は龍でな』 「龍か。確かに干支は辰年だが、むしろトラだと思うがな。 帰ってからも飲んでたしな」 冗句を口にしつつ、それに自分で苦笑いした。 親友を電話越しに相手にしながら、水っぽくなった酒をなおも口にする。 『亜由美が虎に一度食い殺されて、その後で俺を乗せて雲の上にいる亜由美の所に連れて行ってくれたんだ』 「そうか……」 沈黙することしばし、ようよう清次は返事を続けられた。 「まあ、しばらくは夢を見るごとに篠崎との逢瀬を楽しむといい。 だが、また会いたいからって二度寝するなよ」 『わかってる』 「学校で会うのを楽しみにしてる」 『じゃあ、また』 会話を終えてから、彼はグラスに残っていたそれを不味そうに飲み干した。 「まずいな。実にまずい」 通話を済ませ、電話を切ると、フットマンが扉をノックし、操を迎えにきた。 「お坊ちゃま、朝餉の用意ができました。食堂にお越しください」 「わかった。すぐ行く」 相槌を打ち、パジャマを制服に着替え、部屋を後にした。 人が、それも自分の恋人が殺された直後だけあって、今日の彼は朝食の席では本当に無口であった。 「会社のことも早く手綱を握っておく必要があるし……」 代わりに、今朝は翼が饒舌だった。 (こういう時に脂っこい食事は堪えるな) 操は厚切りのパンチェッタを胃の中に押し込みながら――彼はずっと食欲が皆無に近い状態だった――、適当に聞き流そうとして、 「……それで、明日は会社の方の用事で学校を休むから、一緒に登下校できないの」 危うくその一言を捉えた。 「今日は?」 「いつも通りよ」 いつも通り、つまりは翼のリムジンで、一緒に登校し、そして一緒に下校する、この二人にとっての当然の習慣。 「本当は操と一緒にいたいんだけど、ごめんなさいね」 あとは彼女がまた止め処なく話し続ける。 「でもこれから操と二人三脚で仕事をしていくなんて本当に想像しただけでわくわくしちゃう。……」 彼もまた黙々とフォークを動かし、口にミラノ風リゾットを運んだが、サフランもブイヨンもオリーブオイルも、バターや塩胡椒の味さえも、この日は全く感じられなかった。 95 名前:あなたがいないなら何もいらない ◆3AtYOpAcmY [sage] 投稿日:2013/06/05(水) 14 18 51.24 ID DpPl31m1 [3/7] 休み時間を利用し、二人は話し合う。 「で、話の続きだが」 その様は、一見すると何かの謀議のようにも見える。 「ああ、それか。 いや、本当は東京に帰ってくるまでに言っておきたかったんだが、言いそびれていたことがある」 「?」 「耳貸せ」 口を耳に寄せて、囁く。 「当日のマリオネットホテルのロビーの防犯映像を持ってる。 篠崎を装ってチェックインした女が映ってるものだ」 「本当か!」 「声が大きい」 清次は逸る操を誡めた。 「悪い」 「今日来てくれるな?」 「わかった」 「放課後な」 そうして、彼らは一旦離れた。 放課後、二人は八雲邸の清次の部屋にいた。 「で、ちゃんと翼さんの方は断ったか」 普段、半川姉弟は登下校を共にしているが、今日はイレギュラーな形になった。 一緒に帰宅することを断ったかと清次は訊いているのである。 「ああ」 「そうだ、何か出さなきゃな。飲むか?」 室内に取り付けてあるバーカウンターを指差す。 「まだこんな時間だぞ」 「そうか。じゃあ、紅茶にしよう。 紅茶なら俺の帰宅に合わせて淹れさせておいたから、すぐ出てくる」 「最初からそっちにすればいいのに」 「まあ、そういうなよ。俺の楽しみといえば酒と煙と愛液を飲むことだけなんだから」 彼は手を叩いてメイドを呼んだ。 「おーい、持って来い!」 間もなく戸が開き、既にビューリーズが注がれた2客のティーカップを持ってきた。 「失礼します、紅茶をお持ちしました」 「入れ」 操と清次のそれぞれに1客づつ置かれる。 「どうぞ、お召し上がりください」 だが、その中身は、一つはストレートの紅茶だったが、もう一つは、生ホイップクリームを浮かべたものであった。 「それは……?」 「アイリッシュティー。アイリッシュウィスキー入りの紅茶さ」 「何が何でも酒を飲みたいんだな」 半ば呆れるように操が言った。 「そうだ、俺は何が何でも酒を飲みたいんだ」 と言って、ブッシュミルズ21年をステアされた紅茶を啜る。 「それで、物を見る前に、これをどうやって手に入れたか一応説明しておく」 「警察から流してもらったんじゃないのか」 「そうだ。愛知県警の幹部に流してもらった。 捜査で何か進展があれば、そいつから連絡があることになっている」 「そうか。その連絡はいつ来るんだ?」 「早ければ今日、と言ってたな。 だが、いつ来るかもわからないし、取り敢えずはこれを見よう」 DVDを手にする。先に焼き増した防犯カメラの映像だ。 「そうだな」 96 名前:あなたがいないなら何もいらない ◆3AtYOpAcmY [sage] 投稿日:2013/06/05(水) 14 22 35.71 ID DpPl31m1 [4/7] 「どうだった?」 「やはり違うな」 見終わった二人は、早速その正体を評しはじめた。 「まあ、俺にわかるんだから、ソウにだってそりゃわかるわな。 ちなみにこの女の特徴は、若い女性で、篠崎とそこそこ雰囲気が似ているが、もう少し吊り目気味で、鼻は高くて、唇は薄くて、面長で、セミロングだそうだ」 「それも警察が?」 「うんにゃ。俺が、その時受付をしていた女から自分で聞き出した。お前らが警察で取り調べを受けていた間にな」 「さすが、手が早いな」 手が早いと言われて、ついつい別の意味に聞こえたのは、彼の日頃の言動への世評を彼自身が認識しているからだろう。 その受付嬢との逢瀬が、片時彼の脳裏に呼び起こされた。 頭がピンク色に染まるのを避けようと、彼は話を変えた。 「ところで、昨日の翼さんとの話をソウにも伝えようか」 「ああ、頼む」 「篠崎の死が自殺ではない、と伝えた時、彼女は『まあ、誰がそんな恐ろしいことをなさったのかしら』と俺に返してきた」 「何か問題か?」 「俺は自殺じゃない、と言っただけで他殺だとは言ってない。事故死したという可能性を彼女は想定しなかったということだ」 「確かに。 でも、姉貴がそう合点しただけじゃないのか」 「かもな」 一応の首肯の後、清次は更に続ける。 「俺が、ソーメンまでポリの疑いの目が、つまり警察は犯人を逮捕するまで篠崎の周りを疑い続けると言ったら、彼女は『警察が結果を出すまでは、ということね』と微妙に意味を変えてきた」 「それは姉貴がそういう用語を理解してなかっただけじゃないのか」 「理解してなかったら聞き返すだろ。理解して、それで警察が犯人を逮捕する以外の結論を出すことを想定した、そう考えてもいいんじゃないか」 「うーん……」 唸り、考え込む操。 「それで、翼さんに何か変わったことはあったか?」 「何……、あっ。 明日、姉貴は学校を休むらしい」 「どうして」 「会社の都合らしい」 顎をさすりながら、清次は考える。 「気になるな」 暫く経って、一つの発意を操に伝えた。 「明日、俺たちも休もう」 「えっ? どうして」 「厚重に俺らも行って、彼女の真意を探ろう」 「行ってって、俺はともかく、キヨはどうやって入るんだ」 「策がある。明日の朝、ここにまた来てくれ」 その時、清次のブラックベリーが鳴った。 「The Best is Yet to Come」は、警察関係者からの着信である。 「お、早速来た」 案の定、それは黒木からのものであった。 「八雲清次です」 『私だよ』 「どうなりましたか?」 『自殺ということで断定したよ』 「どうにかなりませんかね」 『自殺というのが支配的な意見だからね、もうどうこうしようもないよ』 清次は嘆息するように言葉を継ぐ。 「わかりました。この件ではお世話様でした」 『それでは失礼』 「ありがとうございました」 通話が切れる。 「警察が自殺と断定したそうだ」 「何てことだ……。正義も糞もあったもんじゃないな」 操は清次にも増して長嘆息する。 「まあ、それを打ち破るためにこうして動いてるんだ」 「ああ、踏ん張らなきゃな」 「また明日の朝な」 操は一旦八雲邸を退いた。 97 名前:あなたがいないなら何もいらない ◆3AtYOpAcmY [sage] 投稿日:2013/06/05(水) 14 24 14.10 ID DpPl31m1 [5/7] 翌朝、再度清次を訪れ、部屋に入った操は、彼の姿を見て言葉を失った。 カールロングのウィッグを被り、スリットの深いネイビーブルーのチャイナドレスを身に着けていた。 「……」 「おお、来たか。俺も丁度メイクアップを終えたんだ」 唖然としていた操は、やっと言葉を取り戻した。 「一体どうしたんだ、それは」 「普通なら会社の中にはIDカードがなければ入れないだろうが、ソウの親父さんは時々女を連れ込んだりするからな。 警備も父親にいつもやってるように、息子に対しても同じように『配慮』してくれるかもと思って」 「そんな、他に方法ないのかよ、それはいくら何でも」 「あるかもしれんが、思いつかなかった。 まあ、失うものもなかろうし、やってみるだけならタダだ」 「人として大事なものを失っているような気もするけど。 それに、女装なんて誰得だよ」 「分かってないなー、最近はこういう『男の娘』がブームなんだよ」 「背も高いし、どっちかと言ったら大人の女に近い気がするけどな。 それにしても、なんでチャイナドレスなんだ?」 「俺の趣味だ。 本当は、某大阪市長みたく、スチュワーデスのコスプレの方が好きなんだが、それだと流石に不自然だろうから」 「それも十分不自然だろうけどな」 操は失笑した。 「ま、行こう」 「そうだな」 首肯した清次はドレスアップを手伝っていたメイドに向かい、手短に用を告げる。 「車を回すよう、赤城に伝えろ」 「畏まりました」 メイドが部屋を出るのに従うかのように、清次と操も部屋を出る。 二人が駐車場に向かい、キャデラックDTSに乗り込むと、そのリムジンは厚木に向けて、出発した。 98 名前:あなたがいないなら何もいらない ◆3AtYOpAcmY [sage] 投稿日:2013/06/05(水) 14 25 44.11 ID DpPl31m1 [6/7] 神奈川県厚木市、厚木重工業本社。 高さは150mを超し、人口20万余の都市には似つかわしくないほどの荘重な超高層ビルである。 威風堂々たるその姿は、日本経済の隆盛を誇示するかのようでもある。 その本社の脇に、清次のストレッチリムジンは停車した。 「ご苦労さん、帰りにまた電話する」 「承知しました」 車は二人を降ろすと、そのまま走り去っていった。 「ここだな」 「ああ」 「やはり大きいな」 ビルディングを見上げる清次に、操はひとりごちるかのように声を掛けた。 「さあて、上手くいくかどうか」 「恋人に見えるように、なるべくイチャイチャした感じで」 「了解」 操は清次の腰に手を回し、爛れた雰囲気を演じつつ、エントランスに入っていった。 間もなく、警備員が近付き、声を掛けてきた。 「操様、そのお方はどなたですか」 返答の代わりに、無言で小指を立てる。 「失礼しました、お通りください」 それを聞き、昂る内心とは裏腹に、平然たる態度でエレベーターホールに向かっていった。 エレベーターは、順調に上昇している。 「まさかそれで成功するとは……」 操は清次の女装した姿をしげしげと見る。 「ああ、結構異性に化けるのってやれるもんだな」 得意気な清次が可笑しくて、彼は心にもない冷やかしを入れる。 「いや、わからんぞ。ニューハーフと思ってるかもしれないだろ」 「それでも所期の目的は達成したわけだから、別に構わんさ」 そうまで言ったところで、目的の階に着き、彼らは降りた。 「俺の部屋に来るか?」 「いや、もう真っ直ぐ行こう」 二人は、目的の部屋に向かって歩を進めはじめた。
https://w.atwiki.jp/yuiazu/pages/296.html
最近唯先輩と会っていない。 といっても喧嘩した、とかそういうマイナス的原因ではないんです。 私と会うと唯先輩はどうしてもギターを弾きたくなっちゃうみたいで。 それだけだと問題はないんですけど、どうやら唯先輩は一つのことに集中すると別のことが疎かになっちゃうらしくて。 受験が迫ってきたこの時期にそれはどうかということで澪先輩が提言してきたのが私とあまり顔を合わさないという案。 つまりギターを連想させる私を見なければ唯先輩も容易にギターを手にせず、故に勉強したことをあまり忘れないのでは、ということらしいのです。 正直そんなことで、と思わなかったといえばウソになりますけど物は試しということで数日間この案を実施してみることになった。 私は唯先輩のためなら、とこの案を受け入れた。 以上が唯先輩と最近会っていない理由です。 唯先輩は『そんなー、あずにゃん分が足りなくなるー』と嘆いてましたけど。 しかし、実際に会わなくなると何となく寂しい。 同じ学校なんだから会おうと思えばいつでも会えるんだけど、そこは唯先輩や他の先輩との女の約束。 せっかく唯先輩が頑張って約束を守っているのに私から破るなんてできません。 ……とかいいながら三年生の教室に向かってる私ってどうなんだろう? そう、これは律先輩に聞きたいことがあるから行くんです。 それは、えーと……部長の心得とか? ほら、このままいけば来年は私が軽音部の部長になるはずですから。 そこに唯先輩がたまたまいたら、挨拶ついでに『頑張ってください』くらい声をかけてもバチは当たらないはずです。 「こんにちは」 「お、どうした梓。珍しいな、三年の教室に来るなんて」 私の挨拶に答えてくれた律先輩もそこそこに、視線はやっぱり唯先輩を探してしまう。 そこには傍らに和先輩を伴って勉強に励んでいる唯先輩の姿があった。 「ん?」 自分へと視線を送ってこない私に違和感を覚えた律先輩は、私が見つめている背後に目をやった。 「ああ、唯か。凄いだろ、あの集中力。最近かなり勉強してるみたいだからな。で、梓。今日は何の用で来たんだ?」 「え、あ、あの、最近みなさんと会う機会が少なくなったので、この教室の前を通るついでと言ってはなんですが挨拶しとこうかなと思いまして」 ここで建前を言っても仕方ないと思った私は正直にここに来た理由を告げる。 ……まあ、全部正直に言うのも恥ずかしいですから、少しばかり脚色させてもらいましたけど。 「んー、確かに最近音楽室に全員集合ってのも少なくなったからなあ。なるほど梓も私たちに会えず寂しかったんだねえ」 律先輩は小さい子供をあやすように私の頭を撫でてきた。 「や、やめてください」 私は恥ずかしさから律先輩の手を払いのける。外見的には拒否反応を示したけど、内心少し嬉しかった。 「へへ。じゃあ、唯たちにも挨拶しとくか?」 「いえ、せっかく集中してるのに邪魔しちゃ悪いです」 「そうか、じゃあ私たちももう少し音楽室にも顔出すようにするから。しばらくは一人の時間が多くて寂しいだろうけど部活頑張れよ。 私たちに桜咲いたら、今まで一人にしてた分をチャラにするくらい一緒に練習してやるから」 「わかりました。律先輩も頑張ってください」 深々と頭を下げ、三年生の教室を後にする。律先輩の優しさと唯先輩の頑張る姿を思い返しながら。 その日の夜、私はベッドに寝転がり一人呟いていた。 「声ぐらいかけてもバチ当たらなかったかなあ」 一つ欲望が満たされたら違う欲望が生まれるのが人間だってどっかの誰かが言ってた気がする。 今の私はまさにそれ。 会えない時間が長かっただけ、あの時は姿を見られただけで満足だった。 だけどその姿を見てしまった今、それ以上のことを望んでいる自分がいた。 「ああ、もう。ウジウジしたってしょうがないじゃない、中野梓」 自分に言い聞かせるように――実際言い聞かせてるんだけど――私は声をあげ、体を起こす。 「メールくらいなら大丈夫だよね?」 これまた自分自身を納得させるため声に出しながら、私は携帯を手に取る。 「あんまり長いと迷惑だろうから、手短なのがいいよね」 文章を打ち込み、いざ送信というところまできて、再び私は思案する。 「やっぱ勉強の邪魔になるかなあ?」 あと一回ボタンを押せば送信という状態の画面を見つめながら私はしばらく考えをめぐらせた。 「うん、きっといい息抜きになるはずだよ」 決断のための独り言と共に私は指に力を入れる。 画面に写し出される送信完了の文字を見て、私はふうと溜息をついた。 「今日はホント、独り言が多いなあ」 ここ数分の言動を自嘲しながら私は仰向けに倒れこみ天井を眺める。 緊張感から解放された私はそのままゆっくり意識を闇に落としてしまった。 「……ん? 私寝ちゃってた?」 ぼんやりとする目をこすりながらベッドから起き上がろうとする。 そのとき指に触れた携帯電話。それが一気に私の意識を覚醒させた。 「そうだ、メール!」 急いでメールを確認する。唯先輩からの返信メールがあるかもしれないからだ。 寝てしまったとはいえ、もし唯先輩からのメールが届いていたら結果的に無視した形になってしまう。 さすがにそんなことで怒る人は少ないだろうし、唯先輩もそんな人ではないけど、私から送った手前、その状況は避けたかった。 「……まだ来てないか」 恐れていたことは起きていなかったという安堵と共に別の感情も湧き上がってくる。 「勉強も忙しいし、返事がなくても仕方ないよね。きっと読んではくれてるだろうし」 これも自分を納得させるための独り言。一体今日何回目だろう。 「寝よ」 枕元に携帯を投げ、つけっぱなしにしていた電気を消してベッドへうつ伏せに倒れこむ。 そのとき、 「……っ!」 携帯が着信を知らせてきた。 頭のすぐ近くで鳴っている携帯を手に取り画面を確かめる。 『新着メールあり』 その文字を確認した私は急いでメールを開く。 『あずにゃんメールありがと。 ケータイマナーモードにしたままだったから気づかなかったんだ。ごめんね、返信遅れちゃって。 あと、もしこのメールで寝てるとこ起こしちゃったなら、それもごめんね。 やっぱ勉強って大変だね。和ちゃんや澪ちゃんみたいに真面目にやっとけばよかったなあって思ってるよ。 あずにゃんは私みたいな苦労しないようにちゃんと勉強しなきゃダメだからね。先輩からの忠告だよ。 それじゃ寝てるかもしれないけどおやすみ、あずにゃん。 PS.あずにゃん分不足気味だよう。もうすぐでお試し期間も終わるから、その時にたくさん補給させてね。』 「フフ、唯先輩らしいなあ、マナーモードにしてて気づかないのも、最後の一文も」 返信がなかった理由がわかり心のモヤモヤはすっかりどこかに吹き飛んでいた。 「起きてたから大丈夫ってのとおやすみなさいって送っとこ」 数十分前はあんなに送るべきかどうか悩んでいたメール。 「……送信、っと」 二回目は簡単に送ることができた。 「よし、寝よう」 この日の私は数分前の状況からは想像できないくらい、温かな気持ちで眠りにつけた。 数日後、お試し期間終了の日。 「あずにゃーん」 音楽室の扉を開けるなり他の先輩を置き去りにして唯先輩は私に飛びついてきた。 「ちょ、唯先輩。苦しいですよ」 いつも以上に力を込めて抱きしめてくる唯先輩。 少し苦しかったけど、唯先輩の柔らかな感触がとても心地良く、懐かしかった。 「会いたかったよう。あずにゃんは寂しくなかった?」 「べ、別に寂しくなんかなかったです」 「私は寂しかったよう。それじゃああずにゃん、久しぶりに一緒に練習しよう」 「私はいいですけど、勉強しなくていいんですか?」 「大丈夫!」 「一体どこからその自信が出てくるんですか?」 私は確認の意を込めて他の先輩に視線を送った。 「まあ、唯もこの期間中頑張ってたし、息抜きも必要だろ。私たちも久しぶりに合わせたいし」 「久々に全員集まってるしな」 「それじゃお茶したら練習しましょ」 意気揚々とティータイムを待つ唯先輩に澪先輩は冗談めかして注意した。 「練習するのもいいけど、せっかく勉強したことを忘れないでくれよ。また忘れるようなら、もう一回梓とは会わない期間を設けないとな」 「えっ、そんな」 澪先輩の言葉に真っ先に反応したのは唯先輩、ではなかった。 「あずにゃん?」 「え?」 「お?」 「あらあら」 「あ……。えっと……」 そこには唯先輩より先に声をあげてしまい、先輩たちの視線を一身に受ける私がいた。 おわり 名前 感想/コメント: すべてのコメントを見る